女性が一生に一度着てみたい服があります。一つはウエディングドレス。もう一つが和装の喪服だそうです。男性がドキリとする服装が喪服の未亡人とも言われます。着物姿の女性は成人の日以外は、ほとんど見なくなったと言われるかもしれません。ですが、葬儀会館では和装喪服が結構人気なのです。 少し前までは、着物の喪... 続きをみる
葬儀のブログ記事
葬儀(ムラゴンブログ全体)-
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「今、病院で亡くなりました」と連絡が入りました。準備をしてお迎えにあがりました。病院の霊安室に着くと、そこにはストレッチャーを用意している白衣を着た男性がいます。周りに遺族と思われる数人が困惑顔をして立っています。 ピンときました。同業者の鉢合わせです。[死体を奪い合う葬儀屋バトル]との題名が付き... 続きをみる
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先日、顔なじみのお坊様と世間話をしていたところ、ご住職からこんな話が出ました。 「お布施を袱紗に包んで出してくるお家をすっかり見なくなった。先日の喪家様が袱紗で包まれたのし袋を出されたときに、このお宅は常識と品格があるなあと感じて、お勤めをいつもよりしっかりとあげた」 オイオイ袱紗一枚で御経が変わ... 続きをみる
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お通夜や告別式が終わり、一般参列者がお帰りになると、家族と親戚が残ります。控室へ案内して、故人の思い出を話し合う親族団らんの時間が始まる予定でした。ご存じの通り親戚には、血縁で結ばれた親族と、結婚することでお付き合いが始まる姻族があります。結婚式で初めて両家の親戚が出会い、年賀状のやり取りしかない... 続きをみる
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「これをもって故〇〇様の葬儀式と告別式を閉式とさせていただきます」会場にスタッフの案内が流れて出棺に移ります。あえて葬儀式と告別式を分けて案内をするのには意味があります。皆様は葬儀式と告別式は内容が大きく違うものだと、ご存じでしたか? 簡単に言うと葬儀式は死者を送り出す荘厳な儀式で、告別式は故人と... 続きをみる
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施設の裏の入り口からストレッチャーを押して館内に入りました。途端に気がつくのが、特有の臭いです。プーンと臭います。ウンチの匂いです。認知症の進んでいる高齢者で、各部屋のベッドが占められています。ほとんどの患者が寝たきりで死を待つ、この特別養護老人ホームには、目を背けるような光景があります。 入院し... 続きをみる
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葬儀式の30分程前になると、本日の導師を務めるお寺様が来館します。御導師控室に案内し、お茶とお菓子の接待をして、喪主を呼び、お布施のやり取りを確認します。本日のお寺様も、しっかりと金銭を受け取ると、立派な服装にお着替えの時間です。 お坊様が着用している衣服を袈裟(けさ)や法衣(ほうえ)と呼びます。... 続きをみる
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葬儀屋との打ち合わせで最初に行うのが、葬儀の日程を決めることです。それと同時に、遺影写真の原板を選び、死亡届の記入も進めていきます。書類を記入している息子さんが、驚いたような声を上げました。 「今日は親父の誕生日だぞ。死んだ日と生まれた日が一緒だ」 周りの家族と集まった親戚が驚いたように届け出用紙... 続きをみる
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生まれた時も、小さい時も、学生時代も知らない赤の他人同士の男と女が、なぜか一緒になり「妻」と「夫」という名前に変わります。不思議な運命で夫婦になるのです。最後までお互いを愛する存在でありたいと願いますが、なかなか難しいのが現実です。 火葬場から持ち帰ったご主人の骨壺を、後飾り段に飾ろうとした時に、... 続きをみる
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24時間365日休み無しが葬儀屋の仕事です。年末年始もゆっくりは出来ません。前回でお話しましたが、火葬場は公営施設です。年末から三が日にかけてはお休みになります。その期間は火葬が行えません。ですが亡くなる人は待ってくれません。 都市伝説に病院では火葬場が休業しているお正月は、死期が近づいている患者... 続きをみる
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除夜の鐘が聞こえている時間に命の灯が消えました。「お正月なので」と、ご子息の意向で息子夫婦だけが見送るご葬儀に決まりました。火葬場は公営なので年末から三が日は休業になります。正月休み明けの一番窯での出棺を予約しました。 「おやじは無宗教なので」 「華やかなことは無駄だと言っていましたので」 「煩わ... 続きをみる
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葬儀屋の書くブログで、お葬式の話なんて縁起でもないから、誰も見ないだろうと思っていました。それでも終活ブームのこの頃ですから、参考になったと思う方が1人でもいれば良いかなと思いなおし書き始めました。 Niceのスタンプやアクセス履歴を見ると、多数の方に閲覧していただき、中には何回も訪れてくれる方々... 続きをみる
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先日、サンタクロースの衣装で納棺をして、天にお送りした仏様のお宅に初七日のご挨拶に伺いました。 少しずつ悲しみから癒えているように見える奥様が、ポツリポツリとお話してくれました。 「毎年、夫がサンタクロースの衣装でプレゼントを届けていた保育園に、行くことが叶わなくなってしまいましたので、今年から止... 続きをみる
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町中がクリスマスの色に染まると、思い出すお葬式があります。昨年書いた記事ですが、皆様にこんな仏様がいましたと、もう一度お伝えしたく、リブログします。 納棺にうかがいました。仏様の枕元に一緒に納める品が置いてあります。 「この衣装を入れてください」 こう言って奥様が差し出した衣装は、真っ赤な服に白い... 続きをみる
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少人数のお葬式が大半になりましたが家族だけで行う家族葬には、大きな欠点があります。亡くなった方の人生は家族だけのものではありません。その人がお付き合いしてきた親戚、友人、知人、恩師、仕事仲間、お世話になった方たちなどの多くの人とのつながりで一生を送ってきたのです。お葬式とはこの世を去るにあたりその... 続きをみる
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病院の霊安室に向かいました。時刻はまもなく日が変わる真夜中です。ご家族は先にご自宅に帰られていて仏様だけが、ポツンとストレッチャーに寝かされていました。警備の方に「○○様のお迎えです」「そこに寝ているよ」「死亡診断書は」「家族が持っていった」 少しだけ嫌な予感がしましたが、問題ないと思い直し、スト... 続きをみる
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板の間にビニールシートが敷かれ全裸のご遺体が横たわっていました。警察関係者は引き上げています。首に黒く策条痕がついています。お顔に見覚えがありました。何よりもこのご遺体のいるリビングには私が組み立てた、遺影写真とご遺骨を飾る後祭り段が置いてあります。一か月前に愛する奥様のお葬式を出した後に、この場... 続きをみる
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ポストに入っている「喪中はがき」を手に取る季節になりました。内容が知人の親の不幸ですと、自分もその年代になったかと思い、これから書く年賀状の宛先リストから削除しようと考えながら家に入ります。本来、喪中はがきとは故人とそれほど深いお付き合いではない方に向けてのお知らせでした。 ですがこの頃は喪中はが... 続きをみる
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葬儀屋にかかってくる電話で一番多いのは「お葬式にいくらかかるのですか」との質問です。このブログでも何度か取り上げています。ネットで安く宣伝している葬儀会社も実際に電話をかけてみると、次々追加の料金の説明をされて結局トータルの支払額が解らないと言う声をよく聴きます。 2017年に消費者協会が行ったア... 続きをみる
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お葬式に参列すると会葬御礼の挨拶状と一緒に小さな袋に詰められた「お清め塩」が配られることがあります。帰ってから茹で卵につけて食べようとは考えないでください。食用ではありませんと記入されています。中身は食塩ですから舐めても問題は無いのですが食品工場で作られていないので食用扱いになりません。社葬などの... 続きをみる
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「葬儀屋さん、自分一人で親父の葬式をやっているのだが、病院から一人で運んだし、棺桶も買ってある。火葬場だけ手伝ってほしい」とんでもない電話がかかってきました。オイオイそれでは葬儀屋はいらないじゃないか、と突っ込むところですが、一応お話を伺いに、電話先のご自宅に向かいました。リビングに綺麗に背広を着... 続きをみる
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「葬儀屋さん、エンディングノートの書き方を教えてほしい」初老のご婦人が来社です。エンディングノートとは、自分が亡くなった時に備えて書くノートのことです。終活の勧めで作成される人が多くなりました。忘れたら困る大事な事柄の備忘録と同時に、自身の人生の最期をどう迎えたいかを考えるために書くノートです。 ... 続きをみる
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「エホバの証人の家族ですが、そちらでお葬式が出来ますか」電話先が聞いてきました。お葬式が行われる宗教は8割以上が仏式です。それ以外は神式、キリスト式、創価学会、天理教そして新興宗教と言われる幸福の科学や今回お話をするエホバ証人などがあります。 エホバ(ヤハウェ)とは全知全能の神のことです。イエスキ... 続きをみる
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一般参列者が集まるお葬式の受付では、ほとんどの方が「香典辞退」の案内を出します。家族葬はお身内だけの参列ですから、家族や親族の間では香典のやり取りが残っています。身内の絆を確かめるためと金銭的相互扶助の考えで、まだ習慣として香典があるのです。 お通夜や告別式の時に渡す品物が香典返しだと思われている... 続きをみる
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韓国の方が亡くなりました。韓国は儒教の国で、故人に最大限の敬意を表します。葬儀では日本式のお焼香を行いますが、その後で「クンジョル」と呼ばれる、膝を床に着けた深いお辞儀をします。参列者は焼香を終えると遺影に向かって膝をついて深く2礼をします。その後起立してもう一度1礼をします。また通夜式は弔問の時... 続きをみる
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ご自宅に安置されたご遺体の枕元に一膳飯(いちぜんめし)が置かれます。一膳飯というのは亡くなった人にお供えするご飯のことです。お茶碗に大きく盛りつけて、真ん中に箸を立てます。一杯飯(いっぱいめし)とか枕飯(まくらめし)とも呼ばれます。山盛りの白米ごはんを出すのは、この世に別れを告げて、あの世へと旅立... 続きをみる
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認知症の患者が多く入院している病院から、お爺さんを引き取りました。葬儀会館に安置して着替えをさせると、両手首に縛った後がありました。手足に拘束の跡があるご遺体は珍しくありません。認知が進みベッドの上で暴れて、手が付けられない状態とか、一日中徘徊して介護が出来ないなどで、最終的に縛り付けられたと思い... 続きをみる
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お葬式の場では棺の中で横たわる故人やご遺族に参列者からお悔やみ言葉が掛けられます。 「この度はまことにご愁傷様でございます。心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします。突然のことでさぞやお力を落とされていることと存じます。お疲れが出ませんようどうぞご自愛ください。」 ここまで丁寧には言いません... 続きをみる
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「葬儀屋さん、すぐ来てくれないか。どうも死んでいるようだ」慌てた口調の電話です。自宅で亡くなった方を見つけると、気が動転して死人イコール葬儀屋と結びつける家族が多いのです。 「まず、お医者様に見せてください。かかり付け医がいない時は救急車を呼んでください。その時にどうやら死んでいるようだ伝えてくだ... 続きをみる
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前回のブログで死産について取り上げたら、生まれなかった子を送る方法を教えてくださいとの連絡を貰いました。前述したとおり12週以降出産前までに残念ながら育たず死産になった赤ちゃんを送るには、産科医が記入した死産証書を貰い死産届を市役所に提出します。火葬許可書が出るので火葬炉を予約し火葬します。胎児の... 続きをみる
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男性が静かに入ってきました。きちっとした格好の40歳前です。葬儀依頼のようです。 「水子の棺桶を売ってください」 最初はあまり細かくは尋ねません。性別や好みもあるので3個ほどバスケット型の小さい棺桶を並べました。ピンク、水色、白のフワフワのバスケットを持ってきました。 「死産証書か死胎検案書はお持... 続きをみる
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葬儀屋にもセールスで営業の方が訪れます。当然、売り込む品々は棺桶とか骨壺、線香、蝋燭などの消耗品が主体です。その他にも、祭壇に飾る、いつまでも腐らないフェイクの果物盛り合わせとか、祭壇にご本尊の掛け軸を掛ける時に使う、自撮り棒のように延ばせる軸かけ棒などの変わった品々もあります。 先日の商談では販... 続きをみる
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火葬場から帰ったご遺族が、玄関先で渡された塩を肩先に振り、死の穢れを落とします。洗面所の水で手を洗い、まだ暖かい骨箱を後祭り段にそっと安置します。線香と蝋燭の火をともし、手を合わせます、ご主人を送ったばかりのお婆ちゃんが急に立ち上がりました。 「たいへん、たいへん、お水を忘れていた、おじいちゃん、... 続きをみる
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葬儀依頼の電話が入りました。今しがた亡くなったばかりだそうです。向った先は、救急救命センターの集中治療室でした。ベッドの上に、まだ、若いお婆ちゃんが、横になっていました。 お天気が良いので友人達とランチを楽しむため、お洒落をして出かけたそうです。駅の階段で突然の脳内出血で倒れました。階段を転がり落... 続きをみる
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数時間前にお亡くなりになったご遺体を前にして死後の処置に取り掛かります。火葬までに死体を不快な状態にしないために必要な作業です。本音を言うと、ご遺族の皆様には、この死体を裸にして行う行為をあまり見せたくありません。そこで、こう切り出します。 「仏様を綺麗にいたしますのでしばらくお待ちください。この... 続きをみる
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霊柩車がホーンを鳴らし、ゆっくり進み始めます。入り口の脇で待機していたセレモニースタッフが、ビニール袋に入れられたご飯茶碗を玄関の敷石に打ち付けます。 ガチャンと高い音を立てて、仏様のご飯が入っていた故人愛用のお茶碗が砕けます。 出棺時に使っていた愛用のお茶碗を割ってしまうのは、故人の魂がこの世に... 続きをみる
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葬儀依頼の電話が鳴りました。亡くなった方を尋ねると名前と住所に覚えがありました。数か月前に奥様を突然亡くされ、お葬式をおこなった喪主様の名前です。 この仕事では同じ家のご葬儀を手伝う事が結構あります。高齢のご夫婦の片方を送ると数年後に残された方のお葬式が続くのです。それも必ず奥様を見送ったご主人が... 続きをみる
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お葬式を終えてホッとしたところで、おもむろに差し出されるのが請求書です。 「こんな金額聞いてないよ」と、ぼったくられるケースは少なくなったようですが明細書の中身を見ると良く解からない項目もあります。祭壇使用料とは何でしょうか。棺桶代金は亡骸に使用し、その後燃やすのですから請求されるのは理解できます... 続きをみる
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介護施設に長期入院していた高齢のお爺ちゃんが亡くなりました。付き添いのお婆ちゃんと娘さんを伴い自宅に連れて帰りました。お布団に安置して、打合せを始めようとしたところ、娘さんが 「どうしても仕事で出かけます。耳が遠くなり、すこしボケてるお婆ちゃんですが、解かる 所まで話を進めておいてください。細かい... 続きをみる
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先日、ご葬儀を終えられた喪家様より丁寧なお礼状を頂きました。無事に送り出すことが出来た安堵感と、葬儀当日にきちんとお礼が出来ないまま帰ってしまったことへのお詫びが記入されていました。施工時に特に変わったことをした記憶はないのですが、頂いた文面に感謝の気持ちが溢れました。一枚のお礼状のもたらす効果を... 続きをみる
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葬儀屋になり、いろいろな状態のご遺体に接してきました。皆様は自分が亡くなった時は、布団に寝かされた綺麗な身体を想像するのでしょう。 周りの家族が「今にも起きてきそう。良く眠っているみたい」と周りを囲む、幸せな最期を考えているかもしれません。 警察からお迎えの連絡が入りました。検視の済んだご遺体の引... 続きをみる
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お葬式の開始時間が近づいてくると参列者が次々と集まり始めます。受付でお悔やみを伝えているのですが、モゴモゴと言っているだけではっきりと聞こえません。喪主様やご家族へのご挨拶も内容が伝わってきません。お悔やみをはっきり伝えることはとても難しく、スマートに出来ない方が意外と多いのです。 頭の中ではこう... 続きをみる
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亡くなったので来てほしいとの連絡が入りました。ご自宅へ伺うと、ご家族が布団に寝かせたご遺体のお身体を、温めたタオルで拭いていました。清拭と言う病院で看護師さんがお風呂に入れない患者に行う行為です。 「3時間後に病院からお迎えが来ます。3時間だけのお葬式をお願いします」 こう言って、見せられた紙は「... 続きをみる
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お葬式の施工の準備を始めていると、大手の花屋さんのギフト便で供花や花かごが届いたり、電話で喪主様の了解を得ていない供花の注文が入ったりし始めます。じつは、これが葬儀屋にとっても、喪主様とっても、とても迷惑で困る行為なのです。 供花(きょうか)とは故人に供える花のことです。お花で死者の霊を慰める意味... 続きをみる
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顎にお髭を蓄えたお爺ちゃんを、棺桶に寝かせました。故人は小学校の校長先生だったそうです。教育指導に厳しく家庭でも厳格な父親でした。孫にもお片付けと整理整頓を厳しく教えていたそうです。蓋を持ち上げてそっと置き棺桶を閉じました。 「明日お迎えに上がります。今夜はお棺の見守りをお願いいたします」 納棺を... 続きをみる
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「これより火葬場へ向かいます」霊柩車のホーンが長々と鳴らされます。まるで棺桶の中の故人が参列者に向けて、「さようなら」と叫んでいるようです。出棺時、霊柩車が長くホーンを鳴らす意味には諸説があります。 わかりやすい説明が「故人からのお別れの挨拶として鳴らしている」という言い方です。中には葬儀を行った... 続きをみる
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打ち合わせにうかがったご家庭でエンディングノートを出されることが増えつつあります。ご要望が固まっていることが多く、極めて短時間に葬儀の内容が決まっていきます。 いつの間にか広まってきた習慣ですが、デメリットもある様です。 白髪の目立つご夫婦は、一冊のエンディングノートを目の前にして、深くため息をつ... 続きをみる
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お葬式を挙げられた喪家様から四十九日の法要の連絡が入ります。仏前のお花を手配して、法要後に不要になった「後祭り段」を引き取りに伺います。四十九日には「満中陰」「忌明け」「七七日」などのさまざまな呼び方があります。亡くなった日を命日として、その日から四十九日目が極楽往生の日です。 仏教では死者の霊は... 続きをみる
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駐車場の入り口に近い一画に「寺院様駐車場」の看板が立ててあります。お葬式のある時はベンツやセンチュリーの高級車が止まる場所です。本日、やって来たお寺様の車はミニバンです。後部はキャンピングカーのように寝起きが出来るようです。 今回の打ち合わせのテーブルについているのは若いご夫婦です。高齢のお爺ちゃ... 続きをみる
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お盆は、サンスクリット語のウラバンナを音読みにした盂蘭盆会(うらぼんえ)からきた仏教用語です。亡くなった先祖や家族を供養する期間になります。ほとんどの方はこの時期にお墓参りに出かけます。亡くなった方が極楽から帰って来るからです。 お墓参りに気を付けてほしいことがあります。持ち物は、生花、線香、ロウ... 続きをみる
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お葬式の宗教は9割以上が仏教ですが、それ以外にも神式、キリスト式、創価学会、エホバの会、そして天理教などがあります。天理教は教派神道の一つです。神道に近い宗教でありながら、日本古来の神道の考え方と大きく異なる部分もあります。 もっとも大きな違いは、「死」を「出直す」と捉えることです。天理教では現在... 続きをみる
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お葬式のお勤めをお寺様にお願いをします。必ず聞かれるのが「戒名をどのようにいたしましょうか」と言うお尋ねです。ちなみに浄土真宗は法名と言います。 ほとんどの喪家様方はしばらく迷います。お寺様も懐に入る金額が上下する大事な商談ですから、簡単には引き下がりません。 「先代が立派な戒名ですから同じものを... 続きをみる
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火葬炉の扉が静かに閉まります。しばらくすると「ゴォー」と音が聞こえてきます。 炉の中の紅蓮の炎で仏様が旅立ちます。この時間帯は葬儀屋にとって、少しホッとできる時間なのです。お迎え、納棺、通夜、告別式、出棺、と緊張した時間が続き、やっと火葬炉に納めます。90分程の焼き上がりを待つだけの時間です。喪家... 続きをみる
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高齢のご夫婦のどちらかのお葬式のお手伝いを終えると、よく話題に上がるのが、 「私の葬式もすぐだから、あなたに予約しておこうかしら」との会話です。 「お待ちしています」とは絶対に言えませんから、 「ずいぶん先になるので私がお手伝いできるかはわかりません」と話をはぐらかします。 現在お葬式の生前予約は... 続きをみる
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火事が起きました。残念ながら若いお嬢さんの人生が無くなりました。早いうちに奥様を亡くし、父親一人で大きく育てた最愛の娘さんが、旅立ちました。 事故死の中でも焼死体は無惨な死体になります。真っ黒に焼け焦げた固まりは、燃えさかる炎を少しでも避けようと、丸く胎児のように縮めた身体です。その黒い物体からは... 続きをみる
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お通夜の時間が近づくと、参列者が集まり始めます。どなたの手にもお数珠が下げられています。お数珠は仏式の通夜や葬儀に参列する時とか、法事に出席する際には欠かせないものです。 お数珠は念珠とも言います。古来インドでヒンズー教のバラモンが儀式用に用いたのが始まりで、その後、密教の僧侶たちが使い始めました... 続きをみる
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お顔にかけた白い布をめくりました。そこには微笑んだお顔のお爺ちゃんが寝ていました。 初盆は、初めて迎えるお盆のことです。新盆と呼ばれることもあります。 多くの地域ではお盆の時期は、8月13日~16日ですが、初盆だけは7月中に行われることがあります。お盆は亡くなった人が年に一度家族のもとに帰ってくる... 続きをみる
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お葬式が無事に終了し、集金やご挨拶に伺うと、たびたび受ける質問があります。 「これから私は、何から、手を付けたら良いのでしょうか?」 私は司法書士や税理士ではないですから、いままでの経験からのお話をします。 亡くなった方が、世帯主であったり固定資産税の納付者だったり、光熱費の振り込みの名義人であっ... 続きをみる
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亡骸を綺麗して、お顔を整え、死に装束を着せる、納棺の儀式を今日も行いました。納棺式を目の前で最初に見る、家族や親戚の皆様から口々に声が漏れてきます。興味津々で見守りながら「おくりびとの映画みたいだね」「映画と同じ事を、やるのかな」 「DVDで観たことがあるよ」 私は心の中で(またか、困るな。映画と... 続きをみる
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前回、仏壇の中のご本尊の話をブログに書いたところ、数人の読者の皆様から、「家の仏壇に掛け軸が3枚掛かっています。ご本尊の他は誰の絵ですか?」との質問がありました。小さい仏壇ですとご本尊の掛け軸1枚だけの場合もありますが、仏壇の奥には中央の本尊の右側と左側に人の姿の書かれた掛け軸や文字の書かれた掛け... 続きをみる
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お通夜の時間が近づくと、会社帰りのスーツのおじさん達や、買い物帰りの普段の服装姿のおばさん達が集まり始めます。故人と面識ない方が大分部です。祭壇前に曲録(きょくろく)の名がつく椅子があります。そこにはお坊さんがいません、いつも袈裟を着たお坊さんが座る椅子に、今日座っているのは、普通のスーツを着た儀... 続きをみる
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このブログを見つけてくださった方の中には、毎朝、仏壇にご挨拶をなさる方もおられると思います。お水を変えて、お花を飾り、お線香をあげ、鈴を横からチーンと叩いて、ご位牌とお写真を見つめ、静かに話しかけ始めるのでしょう。 しかし、ちょっと待ってください。お仏壇の中で、一番重要で、話しかけてお願いしなけれ... 続きをみる
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死因は縊死でした。首を吊る自殺です。まだ若い奥様が悲しみの表情を見せながら、喪主として、ご主人の葬儀の打合せに、しっかりとした口調で切り出しました。 「参列者は100名前後になります。自殺という最期でしたが、主人の決意を参列者に理解して欲しいのです。そして命や人生を見つめ直す機会にして欲しいのです... 続きをみる
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葬儀会館の参列者の服装は、黒一色に染まります。お葬式は黒い服を着るのが常識だと思っています。しかし戦前までは喪服の色は白色でした。そして喪服の着用は遺族のみに限られていたようです。戦後欧米の影響で黒色のものを着用するようになり、いつのまに参列者も喪服を着用するマナーになりました。 故人と最期のお別... 続きをみる
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ひと昔前までお葬式は自宅で行いました。その時活躍したのは葬儀屋ではありません。 ご近所や町内の皆様です。町の世話役が総力を挙げて、他人である家族のお葬式を執り行いました。お葬式の知識は葬儀屋には負けないと豪語するご隠居もいたようです。 村八分との言葉を聞いたことがあると思います。仲間はずれの意味で... 続きをみる
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あなたは生前に、殺生を一回もしませんでした。夜中にプーンと飛んできた蚊や地面を這っていた蟻も殺したことがありません。嘘は一回もつきませんでした。自販機の下に落ちていた10円も拾いませんでした。配偶者以外との行為を経験しませんでした。お酒は一滴も口にしませんでした。この人が亡くなると枕元に阿弥陀如来... 続きをみる
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出棺前の霊柩車の横に喪主様がマイクを持って立ちました。始めての葬儀の経験でした。 マイクを持つ手がプルプルと震えています。悲しみと緊張が伝わります。 「本日はご会葬を賜りましてありがとうございました。おかげさまで通夜、葬儀を、滞りなく済ますことができました。生前はご交誼にあずかり、本日は最後までお... 続きをみる
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人間の時に5つの戒律を破ると地獄行です。生き物を殺さない、嘘をつかない、盗みをしない、享楽に溺れない、酒を飲まない、どれか1つでも破った人への閻魔大王の判決は決まっています。となると、ほとんどの人間は地獄に落ちる可能性があるのです。 どうせ行くなら見学をしましょう。冥界には八個の地獄があることはご... 続きをみる
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皆様方は、亡くなるとすぐに親戚中に連絡をし始めます。しかし東京等の大都市ですと火葬炉の予約が混んでいて1週間近く待たされることは日常です。火葬場の休日の友引を挟むと、最低3日以上葬儀の日が伸びることもあります。 亡くなった直後に連絡を受けたご親戚は、車や飛行機に飛び乗り、すぐにやってきます。 しか... 続きをみる
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あなたは亡くなりました。三途の川を渡りきると、そこが閻魔大王の裁判所です。 閻魔大王は、地獄を作った神様で、死者の魂を裁く裁判官として知られています。 閻魔の名前は、古代インドの神様「ヤマ」からきています。ヒンズー教ではヤマは人間として最初に死んだ人で、死人の国の王となった神様です。 インド思想に... 続きをみる
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霊柩車の窓から見える歩道に一列に並んだ人波は、どこまでも続いていました。 故人の思い出の場所を通ってから、火葬場に行ってほしいとの希望は、たまにあります。 火葬炉に入れる時間が予約で決まっていますから、大回りで時間をかける余裕は、ほとんどありませんが、道順の途中でしたら、なるべく寄ってあげようと努... 続きをみる
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キリスト教のご葬儀のお手伝いを終えました。キリスト教にはカトリックとプロテスタントがあります。聖職者の呼び方も、神父様、牧師様と違います。信者の葬儀はミサに通っている教会を使われることが多いのですが、今回は、お付き合いのある教会が遠方とのことで、私共の葬儀会館を使用されました。 キリスト式の葬儀依... 続きをみる
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あなたは亡くなりました。ふと気がつくと独りぼっちで、真っ暗な所にいます。 これより死出の旅へ出発します。極楽の入り口まで約800里。3200キロの旅路を7日間で歩くのですから、1日に約460キロを歩かなければいけません。 最初の難所が死出の山と言う険しい山道です。真っ暗な山道を独りで歩いて行きます... 続きをみる
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今回は私事を綴ります。このブログに目を通してくださるムラゴンの皆様方には、終活等の参考にはならない内容をお詫びいたします。 早朝に電話が鳴り、身内に不幸が発生したことを知りました。連絡をくれた家族は私が葬儀屋なのを知っていますので助けを求める内容でした。直ぐに仕度を済ませ車で向いました。 到着する... 続きをみる
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病院から帰宅したご遺体は、まだ入院の時のパジャマか浴衣が着せられています。 このままでは可哀そうですから、白装束と呼ばれる仏衣に着替えさせます。白装束とは仏の弟子になるための衣装です。白装束の変わりに故人の希望だからとスーツやドレス、振袖などを出されることもあります。やむなく着せますが本音は避けた... 続きをみる
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葬儀屋との打ち合わせで半分パニックの時に「すぐ用意してください」と言われて必死で あちこち探し回るのが、遺影を作る顔写真です。特に高齢になると写真は20年以上も撮ったことが無いと言われることも多く、50年以上も前の結婚式の写真とか、殺人犯みたいな顔で写っている免許証の写真を出される事態も起こります... 続きをみる
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何故、自殺をするのでしょう? 動物の世界で、自殺をするのは人間だけだと言います。 葬儀の仕事を始めて、驚いたのは、自殺で亡くなる方が多くいるのを知った時でした。 日本では毎年2万人以上が自殺をしています。一日に60人以上が自分で命を絶っているのです。年代別死因では第一位になることもあります。 男女... 続きをみる
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行旅死亡人(こうりょしぼうにん)と言う言葉をご存じでしょうか?亡くなった方の、氏名本籍地 住所などが判明せず、かつ遺体の引き取り先が見つからない死亡者を指します。 例えば、ホームレスが路上で亡くなったとか、独居老人が孤独死で身元が分からない場合等です。親族が判明しても引き取りを拒否するケースもあり... 続きをみる
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「他の人に比べて、私はなんて不幸なのだ」と嘆く方がおられます。 仏教では幸せになれない理由は、悪い行いをしているせいだと説いています。 不幸や悪い結果を生み出す、やってはいけない行動が10種類も我々にはあるのです。 まず身体から出てくる3種類の悪があります。次に口から出てくる4種類の悪もあります。... 続きをみる
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病院に伺い、ストレッチャーにご遺体を乗せて、最初にする質問があります。 葬儀会館へ運ぶか、ご自宅へ安置するか、の選択です。 自宅がアパートやマンションなどで搬入が難しいとか、周りの住民に知られたくない等の 理由で、葬儀屋の冷蔵庫に運んでくれと懇願される方も多いのです。 しかし、大半の家族は長期の入... 続きをみる
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「お葬式をしていない時の葬儀会館は不気味ですよね。やっぱり幽霊とか出るのですか」 (又、その質問か) と心の中でつぶやきます。 会館見学をするお客様は、身近に葬儀が迫った方が大部分ですが、なかには興味本位の見学者も来られます。後者の方がよくする質問が、上記です。たしかに死体が毎日運び込まれる場所で... 続きをみる
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さて、皆さんに質問です。 人の死に方には 二つの方法があります。さあ 何と何の死に方でしょうか? 考えてみてください。 ベッドで死ぬのと、畳の上で死ぬの、の二通り? 癌で死ぬのと、それ以外の病気で死ぬの、の二通り? 病院で死ぬのと、自宅で死ぬの、の二通り? 残念ですが、すべて違います。 ここで言う... 続きをみる
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日の出までには、まだ数時間あります。深夜3時過ぎは、人通りが一番少なくなると言われています。この時間になると何故か電話が鳴るのです。 「亡くなったので、お葬式をお願いします。すぐに病院に迎えに来てください」 ほとんどの方は病院で亡くなります。お医者様が死亡を確認すると、その後看護師さんが エンゼル... 続きをみる
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火葬炉の前では、ドラマが始まります。静かに手を合わせ見送る方が大部分ですが、参列者の中には、最後まで棺に手をかけ、炉の中に入れたくないと抵抗する方もおられます。それでも、扉が閉まり、中から「ゴォー」と火のつく音が聞こえてくると、参列者全員の顔に、なにか吹っ切れたような表情が浮かびます。 死者を火葬... 続きをみる
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死後から人間の身体は筋肉が固まり始めます。死後硬直です。12時間を過ぎると、硬直は ピークを迎えます。こうなると手指を胸で手ませるのがとても困難になります。 その後、3日程経過すると徐々に硬直は解け始めてきます。 病室にお迎えにあがったとき、お顔には、まだ苦悶の表情が見て取れました。 目は、閉じて... 続きをみる
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「それでは故人を偲んでグラスを掲げたいと思います。献杯」 喪主様の発声があり、お斎(おとき)の席が始まります。お斎とはお葬式が終わった後の 会食のことを言います。由来は、斎食(さいじき)という仏教用語で、戒律に従った食事 の意味です。 地方によってはこの会食を「仕上げ膳」とか「直会」(なおらい)な... 続きをみる
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病院の霊安室から亡くなった方を乗せて寝台車が出発する時でした。車の横に お医者さん、看護師さん、事務の女性など、10名程が見送りに出てきました。 動き出すと全員が深々と頭を下げてきました。このような見送りは初めてです。 通常、病院関係者の見送りは、看護師さん1人だけか、誰も出てこないか、 裏門を戸... 続きをみる
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葬儀会館には特有の匂いがあります。お線香の香りです。残り香が強く、電車内などで、 喪服の方とすれ違うと、ほのかの匂うこともあります。 この香りは杉の木の匂いです。仏壇に使うお線香の作り方は、杉の葉を乾燥させて粉にした原料に、水と糊を加えて練り棒状にします。杉のヤニにより煙が多く出るため、宗教的な行... 続きをみる
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必ず死は訪れます。大切な人を失った時は、どなたも大きなショックを受けます。 突然の死や、病気と闘った末の死や、天寿を全うした死でも、受ける衝撃に変わりません。死と言う永遠の別れには、どなたも心の準備が出来ていないのです。 打合せをするリビングのテーブルには6枚のテーブルマットが置いてありました。 ... 続きをみる
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「これより、ご参列の皆様のご焼香をお願いいたします」 司会者の案内とともに、ご参列の皆様が、遺影が見下ろす焼香台へと歩み始めます。 焼香台の上には香炉が載っています。このブログのイメージ写真が香炉です。 この香炉を始めて見る方が結構おられます。皆様が知っている仏壇の香炉は、棒状の線香の先をローソク... 続きをみる
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65歳以上の人口が、全人口に対して7%を超えると「高齢化社会」、21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれます。日本は25年前から高齢社会になり、2010年に23%を超えて超高齢社会に入ったと言われています。80歳を越えてもまだまだ元気な超高齢者は、この日本には、 とても多くいらっしゃいます。 それで... 続きをみる
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お葬式でお坊様が御経を読むときに、傍らで音を出しているのが、鐘(かね)と木魚(もくぎょ)です。鐘は合図を知らせる鳴り物として、木魚は御経を読むときのリズムを整える鳴り物 として使われる仏具です。 ホールに響く、張りのある声で読まれる御経にかぶさるように聞こえてくる木魚のポクポクの音色で、故人を偲ぶ... 続きをみる
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母の日のルーツは、アメリカの女性が亡き母を追悼するため、教会でカーネーション を配ったのが始まりのようです。日本では最初は3月6日を「母の日」としました。 昭和6年に結成された大日本連合婦人会が当時の皇后(香淳皇后)の誕生日の日を 母の日にしたのです。 享年40歳 仏様は若い母親でした。 立礼で、... 続きをみる
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お葬式でお坊様が御経を読むときに、傍らで音を出しているのが、鐘(かね)と木魚(もくぎょ)です。鐘は合図を知らせる鳴り物として、木魚は御経を読むときに、リズムを整える鳴り物として、使われる代表的なものです。 鐘はお家に置いてある方も多いと思います。お仏壇の前に置いている、丸いお椀のような形をしている... 続きをみる
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昔は、家を建てる時には、必ず葬儀が出来るように考量されたと聞いています。 確かに古民家等は、玄関がやたらと広く奥までの導線にゆとりがあり、襖を外すと 大広間が広がります。 この頃、病院からストレッチャーに乗せてご自宅へ向かい、安置をするのに苦労する お家が増えてきています。 玄関が狭く、苦労して入... 続きをみる
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日本の仏教には、天台宗、浄土宗、浄土真宗、禅宗、時宗、真言宗、日蓮宗、 細かく分けると数え切れないほどの宗派が出てきます。 この中で、お寺の数が一番多いのが浄土真宗です。 お葬式に呼ばれるお寺様の割合も一番です。ほかの宗派は品格が高く、お布施も高価ですが、この浄土真宗は、お布施が庶民的なのも檀家が... 続きをみる
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人生の最後に使用する家具が棺桶です。ご遺体を納めて葬るためのベッドです。 病院から搬送されて自宅のお布団で安置されているときは、まるで眠っているように 感じていたご遺体ですが、いざ棺に納まる姿を見て、 「本当にこの人は亡くなってしまったのだ」 と、皆様が実感するのです。 棺(ひつぎ)柩(ひつぎ)の... 続きをみる
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老人会で人気者のおばあちゃんのお葬式は友引の日に行われました。 友引は葬儀を行うのが嫌われます。 理由は、過去ブログの「友引は火葬炉が空いています」をご参照ください。 今回も出来るなら変更したかったのですが、喪主の仕事の関係と親戚の集まれる日が その日しかなく、やむなく友引の日が葬儀日となりました... 続きをみる
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少し前に「千の風になって」が大ヒットした頃、我々葬儀関係者は心配しました。 特に墓地販売、墓石販売、霊園関係者は死活問題だと大騒ぎになったと聞いています。 「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています」 これ... 続きをみる
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