おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

2024年1月のブログ記事

  • お別れの弔辞に感動する

    先日行われた一般葬で久しぶりに弔辞が読まれました。長年にわたり親友でしたと紹介された初老の方が、祭壇に向かい故人に切々と語りかけました。中学から高校と同窓で大学は違いましたが親交は続き、家庭を持ってからも家族同士でお付き合いをされたそうです。締めの言葉で「三途の河の畔で出迎えてくれ、来世で又会おう... 続きをみる

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  • 死後の手続きは辛い役目

    一人の人間が亡くなると、その瞬間から様々な手続きを始める必要に迫られます。亡くなった直後にまず死亡診断書又は死体検案書を受け取ります。そして死亡届の記入から提出を経て火葬許可証の受け取りと進みます。死亡診断書は以後の手続きの度に必要になるので、必ず5枚以上のコピーを取ることを忘れないでください。 ... 続きをみる

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  • 開式前の確認は重要です

    お葬式の打ち合わせは、細分にわたるまで細かく話し合っています。故人を無事に旅立させると言う儀式はやり直しが効かないからです。「間違えたから」とか「失敗したから」などの言い訳は通りません。「もう一度やり直してください」も無理です。それでもトラブルは起こります。つくづく難しい仕事だと実感しています。 ... 続きをみる

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  • 自衛隊隊員の旅立ちです

    家族が選んだ遺影写真は自衛官の制服を着用していました。左胸の「陸上自衛隊き章」の下には防衛記念章及び防衛功労章が並んでいます。お手伝いさせて頂いたお葬式は、陸上自衛隊隊員が故人様でした。小隊のリーダーとしての人望も厚く、活躍されていた数々の功績が左胸に並んだ記章で表されていました。 「大学をご卒業... 続きをみる

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  • 葬儀費用を安くするには

    大部分のお葬式が家族葬になりました。家族葬の一番の利点は「費用を安く抑えるお葬式」といわれています。ところが、思ったほど安くはないと感じる方が大部分です。参列者が少なくなっても、お寺のお坊様を呼んで葬儀式を行うと、どうしても必要な備品や施設が必要です。その部分は一般のお葬式と変わらないので、ある程... 続きをみる

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  • 形見のパールネックレス

    旅立ったお婆ちゃんのお葬式の打合せをしています。老夫婦が助け合いながら暮らしてきたリビングで、憔悴したお爺ちゃんと向き合っています。連れ合いを亡くされたショックで今にも倒れそうなお爺ちゃんでしたが、奥様をしっかりと旅立させると覚悟してからは喪主の務めをなんとか果たしています。突然玄関が開きました。... 続きをみる

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  • 家族葬はいくらかかるの

    2022年に鎌倉新書が「第5回お葬式に関する全国調査」を行いました。それによると家族葬の平均費用は110万7000円と出ています。参列者数は30名程度で費用の内訳は、祭壇や棺桶等の備品を含む通夜式と告別式の葬儀一式費用が67万8000円となっています。飲食代が20万1000円、返礼品費用は22万8... 続きをみる

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  • 棺桶に入れた年賀状の束

    間もなくお正月を迎えようとしている年末に命の灯が消えました。「お正月なので」と、息子夫婦だけが見送るご葬儀に決まりました。火葬場は公営施設なので年末から三が日は休業になります。休み明けの一番窯での出棺を予約しました。 「母を亡くしてからは、一人で暮らす生活が長く続いたし、知り合いや友人関係もほとん... 続きをみる

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  • 仏様と一緒のお正月です

    24時間365日休み無しが葬儀屋の仕事です。年末年始もゆっくりは出来ません。市町村にある火葬場は公営施設です。当然、年末から三が日にかけて休業します。その期間は火葬炉が使えません。ですが、亡くなる人は待ってはくれません。 都市伝説に病院では火葬場が休業しているお正月は死期が近づいている患者さんに強... 続きをみる

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