家の電話が鳴ります。受話器から「こちら〇〇警察署です。誰誰が亡くなりました」などの連絡を受けたらどうなさいますか?内容が交通事故死でしたら交通課から、殺人事件でしたら刑事課から、孤独死でしたら生活安全課から連絡が来ます。こんな電話は一生受けたくないと思われるでしょうが、お葬式を請け負うと結構な割合... 続きをみる
2022年4月のブログ記事
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ご葬儀の打ち合わせを始めると、ほとんどの方が「家族葬で行いたい」と言われます。家族葬という言葉は葬儀屋が考え出しました。高齢化で60代の息子が80代の親を送るようになりました。もちろん会社関係は縁が切れています。ご近所の付き合いもありません。親の兄弟も死に絶えている。「参列はご家族だけの少人数の葬... 続きをみる
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家族が亡くなります。初めてのお葬式をしなければならない時に、皆様はどうしますか?ほとんどの方が、パソコンを開き葬儀屋を探しますと答えます。インターネットで「葬儀」を検索すると、広告と検索上位に次々と出てくるのが、全国展開をうたう大手業者です。しかしここに並んでいる業者は葬儀屋ではないことはご存じで... 続きをみる
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「遺影写真を作る故人のお写真の探していただけますか」と打ち合わせの時に伺います。この頃はスマホのアルバムを開き指先で探し始める場面が多くなりました。少し前までは遺影写真の原板を尋ねると、押し入れの奥から埃臭い厚手のアルバムを引っ張り出して、家族全員で時間をかけて探し始めていたのです。 いざ、お葬式... 続きをみる
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近くの老人介護施設から、お迎えの連絡が入りました。寝台車を運転して、施設の裏口に到着すると顔見知りの介護士さんが、ご遺体の寝ているお部屋に案内してくれました。大概は4人部屋のベッドの一つに安置してあることが多いのですが、今回は新設された小さな部屋に案内され、一つだけのベッドの上で白い布を顔にかけら... 続きをみる
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仏教では死者の霊は亡くなった日から四十九日までのあいだは、この世とあの世を、さ迷っていると教えています。亡くなった人は、七日ごとに七人のお釈迦や菩薩様に会うのです。そのため七日毎に法要を行います。七人のお釈迦様に出会い、教えを受けて勉強をして、それぞれの面接に合格してから、初めて極楽にたどり着ける... 続きをみる
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「お寺様がすぐ来てくれと呼んでいます」ご寺院控室から出てきたスタッフが顔色を変えて私に近寄ってきました。とても怒っている様子だと付け加えてきました。私の気がついていない粗相でもあったかなと考えながらお部屋に向かいます。 「葬儀屋、この封筒の中身を見てくれ。ちゃんと、喪主に相場の説明をしておくように... 続きをみる
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葬儀屋には様々の営業の方が来ます。線香、仏具、棺、仏壇、墓石、墓地その中で近頃増えてきているのが納骨堂の売り込みです。高齢化と少子化が同時に進んでいる日本です。葬儀業界で取り上げられる問題の一つが、大都市などで深刻化している墓地不足なのです。 首都圏では土地の価格の高騰もあり、新しく墓地をつくるこ... 続きをみる