おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

2024年3月のブログ記事

  • 遺体の穴や傷を塞ぐには

    皆様は自分が亡くなる時に、ご自分の身体がどのような状態になっているかを想像したことはありますか?傷一つない綺麗なお身体で旅立つはずだと、お思いでしょう。ところが多くの仏様を送ってきた経験から申し上げますと、旅立つ時に、ほとんどの方のお身体はあちこちに穴が開いているとか、傷だらけの方も多いのです。中... 続きをみる

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  • 葬儀屋探しから始めます

    終活やエンディングノートの記入がブームになりました。近頃はイザという時の為に生きているうちに準備をしようと考える方もいます。生前準備とは元気な時に終末期やお葬式そして相続について用意しておくことです。もしもの時は突然来ます。事前に準備しておく事で残された家族が困らずにすむのです。もう高齢者の貴方は... 続きをみる

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  • お彼岸は修行を行う期間

    昨日は春分の日でした。この日を中日とする前後3日間の合計7日間を、お彼岸と呼びます。3月の春分の日の前後が春彼岸、9月の秋分の日の前後が秋彼岸です。我々が暮らしている、煩悩と迷いで溢れる現世の言い方を此岸(しがん)と呼び、苦しみから抜け出した安らぎの世界のことを彼岸(ひがん)と呼びます。 お彼岸の... 続きをみる

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  • なぜ死者をホトケと呼ぶ

    私が葬儀業界に入社して初めて手にした司会者マニュアルに「亡くなった方をホトケさまと呼ぶこと」と書いてありました。お葬式以外でも、この「仏さま」と呼ぶ呼称が多く使われます。時代劇では「同心の檀那、川にホトケさんがあがりましたぜ」のセリフを聞き、テレビドラマの相棒でも右京さんが「ホトケさまはこちらです... 続きをみる

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  • 高齢者一人暮らしの知恵

    国勢調査の結果で高齢の単身者(65歳以上の単独世帯)の世帯が303万以上あると発表されました。そしてその割合は急激に増えています。特に女性の65歳以上の5.6人に1人は単身者です。独身、離婚、死別と理由は様々ですが高齢のお婆ちゃんの一人暮らしは確実に多くなっています。そうなると、今問題になっている... 続きをみる

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  • 棺桶に入ってみませんか

    葬儀会館の見学会で行なうイベントがあります。入棺体験です。生きているうちに死体が入る棺桶に入ってみることです。これが結構人気があります。皆様からは「窮屈だけど寝心地は良い」「意外と落ち着きました」「お布団が柔らかく気持ちが良い」などの声を聞きます。居心地が良い意見には納得します。棺桶の内部は死後の... 続きをみる

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  • 最後の呼吸は吸い込んで

    「とても穏やかな旅立ちでした」ご家族から最後の様子が語られます。亡くなる一週間前から食べ物を一切取らなくなったそうです。三日前からはお水も飲まなくなりました。かかり付け医は点滴を勧めましたが、医療経験のある家族は断りました。半日前から口を開けて呼吸をする下顎呼吸の状態が始まりました。喘いでいる姿に... 続きをみる

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  • わすれられない贈りもの

    このブログを見つけてくださった皆様に伺います。『わすれられないおくりもの』という題名の絵本を知っていますか?私がこの絵本を知ったのはお手伝いをしたご家族が控室でお子様に読んでいたのを目にしたからでした。耳に挟んだ内容が気になったのでアマゾンで手に入れてみました。 イギリスの絵本作家のスーザン・バー... 続きをみる

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