おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

終活のブログ記事

終活(ムラゴンブログ全体)
  • ボッタクリの葬儀現場は

    国民生活センターに寄せられたお葬式に関する相談は2024年度に978軒あります。すべてが「こんな額とは聞いてない」と苦情の連絡です。葬儀費用が広告と違いすぎて支払った後で「だまされた」と伝える人が大部分だそうです。コロナ禍を境に直葬や家族葬などの簡素で小さなお葬式を選ぶ人が増えました。当然、請求で... 続きをみる

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  • 線香は極楽への道しるべ

    葬儀会館に入ると特有の匂いに気がつきます。お線香の香りです。残り香があるので電車内などで喪服の方とすれ違うと結構強く匂う場面もあります。この香りは杉の木の匂いです。仏壇に使うお線香の作り方は、杉の葉を乾燥させて粉にした原料に水と糊を加えて練り棒状に加工します。杉のヤニにより煙が多く出るため宗教的な... 続きをみる

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  • 貴方が老後に後悔する事

    ムラゴンの皆様に質問します。「あなたの人生の中で、やり直せるなら戻りたい」と思う瞬間はありますか?「なぜ、あの選択をしてしまったのか」「なぜ、あの一言を言ったのか」「なぜ、もっと大事にできなかったのか」など自問自答することがありましたか?「人生の後悔」は自身と深く向き合った時に顔を出します。高齢に... 続きをみる

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  • 炉の前でこうべを垂れる

    火葬炉の前ではドラマが始まります。静かに手を合わせ見送るご遺族が大部分ですが、参列者の中には最後まで棺に手をかけ「炉の中に入れたくない」と抵抗する方もおられます。それでも炉の扉が閉まり中から「ゴォー」と火のつく音が聞こえてくると炉の前の全員の顔に、なにか吹っ切れたような表情が浮かびます。死者を火葬... 続きをみる

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  • 高齢者は詐欺に会います

    高齢者を対象にした調査によると様々な詐欺の連絡を受けたとか、誘いがあったとか、実際の被害に遭ったなどの経験がある人は、およそ20人に1人との恐ろしい報告が「株の学校ドットコム」から出されました。オレオレ詐欺だけでなく特に多くなっているのが株や不動産の投資詐欺です。お金に余裕のある高齢者のリストが詐... 続きをみる

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  • お布施は結構難しいです

    宗教離れと言われていますが、お葬式の時に、お寺のご住職を呼び読経をお願いするご家族はまだまだ多いです。特に、先祖代々のお墓がお寺の境内にあるとか、昔から檀家としてお付き合いがあるご家庭では、お葬式には必ずお寺を呼びます。そしてお葬式前にご住職に渡さなければならないのが「お布施」です。久しぶりのお葬... 続きをみる

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  • 互助会の積み立ては疑問

    国民生活センターに寄せられた相談の内「お葬式の苦情」にかかわる内容が2024年度に978件もあり過去最多を更新しました。すべてが料金設定に対する苦情です。例として「ホームページを見て連絡して説明を受けたら記載の金額よりも大幅に高額になった」「葬儀屋がよく説明をせずに次々と余計なオプションを付けて高... 続きをみる

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  • 父親が手作りの水子棺桶

    「小さい棺桶をください」こう言って事務所の入り口に立っていたのは若いご夫婦でした。女性はフワフワの産着を着せた赤ちゃんを抱いています。その赤ちゃんは泣き声をあげませんでした。死産とは妊娠12週以降に胎児が死んだ状態で生まれることを言います。12週未満の死産児の場合は人間とは認められず届け出はいりま... 続きをみる

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  • 孤独死が発見されるには

    一人暮らしの高齢者が一番気にする事があります。それが、万が一このまま死んだら気づく人がいるのだろうかと言う心配です。お風呂に入っている時、トイレでいきんでいる時、飲みながらテレビの前で笑っている時、そしてベッドで熟睡する前の眠気が襲ってくる時などふっと頭の隅によぎる様です。終活の相談でも孤独死を避... 続きをみる

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  • 孫が手作りした死に装束

    お顔に白い布をかけたお婆ちゃんの枕元に、大きな荷物を持って先ほど帰ってきたお孫さんが座っています。共稼ぎのご両親の代わりに、今、横になっているお婆ちゃんが、生まれた時から世話をしてくれてここまで大きくなったと後で聞きました。打ち合わせも終わり、ご自宅をお暇しようとした時にお嬢さんが質問してきました... 続きをみる

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  • 死後見えない世界で存在

    お葬式が終わると、どなたも考える事があります。それは「人は死んだら何所に行くのだろうか?」です。あの世、極楽、天国、黄泉の国、様々な言い方をされる別の世界です。世界の人が考え出した幾つかの宗教も亡くなった後に暮らす場所を示しています。大多数の人は「死んだ後は別の世界で過ごすのだろう」と朧気な考えを... 続きをみる

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  • 正月を一緒に過ごす仏様

    24時間365日休み無しが葬儀屋の仕事です。年末年始もゆっくりは出来ません。都市伝説に病院では火葬場が休業しているお正月は死期が近づいている患者さんに強い薬で延命処置を施し、死なせないようにしているという噂があります。確かに30日や大みそかには亡くなったという連絡が入りましたが、不思議に元日は引き... 続きをみる

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  • 今年も有難うございます

    このブログをご覧の皆様方、いつも開いて頂きありがとうございます。始めた時は葬儀屋の書くブログなどは、縁起でもないお葬式の話ばかりだから、誰も興味が無いだろうと思っていました。それでも終活ブームのこの頃ですから何方かの参考になれば幸いですし、お葬式を考えるお手伝いになればと思い直し綴り始めました。 ... 続きをみる

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  • これからの葬儀サービス

    変化を好まない葬儀業界ですが、近年ではご利用者様の考えで、ずいぶん様変わりしてきました。特に家族葬と呼ぶ少人数のお葬式が全盛になってからは、様々なサービスが考え出されて、その新サービスを売り物にする葬儀屋も増えてきています。同業他社のパンフレットでは「当社は形式的なお葬式はいたしません。お打合せで... 続きをみる

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  • クリスマスの日の想いで

    本日はクリスマスです。この日を迎えると思い出すお葬式があります。この「おくりびとの日記」を綴るきっかけになった出会いでした。「クリスマスまではどうしても生きていたい」と願いながら旅立った仏様がいました。過去ブログにも載せましたが、皆様にもう一度お伝えしたくなり再掲載させて頂きます。 打ち合わせの時... 続きをみる

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  • 平服での参加者に違和感

    この頃、家族葬で気になることがあります。それは、喪服を着ない参列者が目立つことです。家族のみだから普段の服装でも問題ないと考えるようです。ビジネススーツでしたら、納得できる場面もありますが、中にはティーシャツにデニムの極めて気楽な格好の若者も見ます。こんな服装では葬儀会館のホールとか火葬場での待合... 続きをみる

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  • 遺品買い取り業者に注意

    終活で断捨離中の方や、親を旅立させて遺品を整理中の方々からよく聞かれる話題があります。それが「遺品買い取り業者」の相談です。テレビコマーシャルでも見ますしポストにチラシも入ります。近頃は電話もかかってくるようです。ほとんどの方が「どうせ捨てる物が、お金になれば嬉しいし、万が一のお宝の場合は、一攫千... 続きをみる

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  • 戒名を幾らで買いますか

    お葬式のお勤めをお寺様にお願いをします。必ず聞かれるのが「戒名をどのようにいたしましょうか」と言うお尋ねです。ちなみに浄土真宗は法名と言います。ほとんどの喪家様はしばらく迷います。お寺様も懐に入る金額が上下する大事な商談です。「ご先祖様にはこちらの戒名を授けました。同様かそれ以上をお勧めします」な... 続きをみる

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  • 外国に無い寝たきり老人

    入院中のほとんどの患者が、自力では動けなくなり寝たきりで死去を待つ状態の老人病棟には特有の臭いがあります。入った途端にプーン鼻にきて気づくのはウンチの匂いです。入院している大部分の患者がオムツをつけています。なんとか動ける患者もベッド脇の椅子型ポータブルトイレで排泄します。認知が進むとウンチやオシ... 続きをみる

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  • 火葬は友引の日がお勧め

    火葬炉が混みあっています。超高齢化社会で毎日大勢の死者が出ている日本です。2024年の日本の死亡者数は161万8684人でした。これは全国で31秒に1人が死去している計算になります。1日で亡くなる人数は3,944人。こうなると火葬炉がパンクする事態になります。近年、都市部では火葬までに待たされる日... 続きをみる

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  • 棺に叫ぶ言葉はお母さん

    玄関ホールに霊柩車が横付けされて後部の扉が開いています。間もなく出棺になります。参列者皆様の手で、故人が横たわった棺の中に別れのお花が山ほどに入れられています。近づいてきたスタッフが「そろそろお棺の蓋を閉めさせていただきます」と喪主様に声をかけます。喪主様が最期に故人にかける言葉は色々ですが、母親... 続きをみる

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  • 小さなお葬式の問題点は

    インターネットで「お葬式」を検索すると検索上位に必ず出てくる葬儀屋があります。テレビCMも良く見ます。NHKのテレビ番組でも取り上げられたこともあります。ホームページを開くと安価で明瞭会計と書いてあるし、手軽に申し込みが出来る点も魅力です。それが「小さなお葬式」です。過去ブログでも何度かあげました... 続きをみる

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  • 喪中葉書が届いたときは

    ポストに入っている「喪中はがき」を手に取る季節になりました。内容が知人の親の不幸ですと、自分もその年代になったかと思い、これから書く年賀状の宛先リストから削除しようと考えながら家に入ります。本来、喪中はがきが届くケースは、故人とそれほど深いお付き合いではない方に向けてのお知らせでした。しかし、この... 続きをみる

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  • 三途の川はどのような所

    あなたは亡くなりました。現在、死出の旅路の最中です。本日は亡くなってから7日目(初七日)です。この七日間の間、独りぼっちで死出の山と言う険しい山道を真っ暗な中で歩き続けました。極楽の入り口までは約800里、3200キロの旅路を7日間で歩いたのです。1日に約460キロは強行軍でした。やっとの思いで峠... 続きをみる

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  • 終の棲家を売って欲しい

    配偶者のお葬式を済ました高齢者の住み家に、何所で聞き込んだか不思議ですが、突然不動産業者が「家を売りませんか?」と訪ねて来ると聞いています。高齢者を狙う持ち家の「押し買い被害」が急激に増えていて日弁連から被害者の会対策を求める声も上がっているようです。押し買いと言うのは、突然家に押しかけてきた業者... 続きをみる

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  • 安置の後で取り掛かる事

    長期の入院とか介護施設で長い間過ごされた後に、ご逝去された仏様をお迎えにあがります。そのような故人をご自宅に安置した時に気になる箇所があります。それが、手入れのされていない伸び放題の髪の毛と長く伸びた爪です。ほとんど身体が動かなくなった臨終が近い肉体でも不思議と、髪の毛と髭、手足の爪は伸びるのです... 続きをみる

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  • 老後に孤立しない為には

    我が国、日本でおかしなことが起きているのはご存じですか?人口がどんどん減少している一方で、世帯数がとても増加しているのです。総務省の国勢調査によると1995年には約4390万世帯でしたが2020年には約5570万世帯にまで増えています。「何故か?」と疑問を感じる人も多いはずです。理由は1世帯あたり... 続きをみる

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  • どちらの棺桶で旅に出る

    先程から棺桶のカタログを凝視している喪主様が悩んでいます。いくらの棺桶にするかを決めかねているのです。人生の最後に使用する家具が棺桶です。ご遺体を納めて葬るためのベッドです。ほとんどの人が悩む原因が「どうせ燃やしてしまうから」なのです。だからと言って格安の棺桶はお勧めしません。お葬式の間中、故人の... 続きをみる

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  • 高齢者の徘徊死亡が多い

    耳たぶは、かじられていて無くなっていました。唇も形をとどめていません。眼球も一つほじくられていました。前日の午後から行方不明になっていた、お爺ちゃんは朝方、畑の側溝に横たわっている状態で発見されました。犬の散歩に出た主婦が見つけ腰を抜かして警察に電話したそうです。近頃野犬の姿はすっかり見なくなりま... 続きをみる

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  • 受け継がれたネックレス

    旅立ったお婆ちゃんのお葬式の打合せをしています。老夫婦が助け合いながら暮らしてきたリビングで、憔悴したお爺ちゃんと向き合っています。連れ合いを亡くされたショックで今にも倒れそうなお爺ちゃんでしたが、奥様をしっかりと旅立させると覚悟してからは喪主の務めをなんとか果たしています。突然玄関が開きました。... 続きをみる

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  • ハロウィンはお盆の行事

    外国人から見ると日本人の宗教に対する考え方は理解が出来ないと感じるようです。世界からは宗教に無頓着な国民と言われていると聞きました。日本人の人生は、小さい頃から神社のお祭りを楽しみ、結婚式は教会で行い、安産祈願は神社で祈祷し、大晦日は除夜の鐘、お正月は初詣、2月はバレンタイン、春と秋のお彼岸には法... 続きをみる

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  • お葬式のイメージ調査は

    ムラゴンの皆様はイザと言うときに、どのような形のお葬式を考えていますか?株式会社NEXERが「お葬式のイメージ」についてのアンケートを行いました。それによると自分自身のお葬式については59.7%と6割近くが家族葬で行いたいと回答しています。中には「自分の気持ちの中では焼くだけ良いと思うので直葬で充... 続きをみる

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  • 遺族に後悔の残る家族葬

    ご近所の世話を焼く事が趣味のような、お爺ちゃんが突然亡くなりました。70代後半でしたが、いままでは病気も見つからず、まだまだ元気で過ごされていた日々でした。奥様とお二人の老後生活を楽しんでおられましたが突然の急変でした。救急搬送され運ばれた病院で虚血性心疾患と診断され旅立ちました。少し離れた場所に... 続きをみる

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  • 貴方の数珠はありますか

    お通夜の時間が近づくと参列者が集まり始めます。どなたの手にも、お数珠が下げられています。お数珠は仏式の通夜や葬儀に参列する時とか、法事に出席する際には欠かせないものです。ところが近頃の若者は、このお数珠を持ってこないで参列する方を多く見受けるのです。そして焼香の順番になると、持っている人の数珠を終... 続きをみる

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  • 気付いてください霊柩車

    「霊柩車を見かけたら親指を隠せ」と言われませんでしたか?理由は亡くなって間もない魂は、まだ成仏していないので、その魂が親指の爪の間から入り込むと考えられていた迷信からです。親の死に目に会えなくなるからと言う地方もあります。霊柩車と聞いて皆様がイメージされるのが神輿の装飾を載せている宮型霊柩車ですが... 続きをみる

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  • 愛妻の為に死を選んだ夫

    死因は縊死でした。首を吊る自殺です。まだ若い奥様が悲しみの表情を見せながら、喪主として、ご主人のお葬式の打合せに、しっかりとした口調で切り出しました。 「参列者は100名前後になります。自殺という最期でしたが、主人の決意を参列者に理解して欲しいのです。そして命や人生を見つめ直す機会にして欲しいので... 続きをみる

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  • 救急隊は死亡確認しない

    いつもは起きてくる時間になっても、お爺ちゃんはリビングに来ませんでした。気になって見に行ったご家族が見つけたのは、ベッドの上で意識不明状態のお爺ちゃんです。すぐに119番の救急車手配が行なわれました。救急隊員から「到着するまで心臓マッサージをしてください」と言われ家族は慣れないながらも懸命に行いま... 続きをみる

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  • 少人数のお葬式が増える

    ほとんどのお葬式が家族葬と呼ぶ少人数のスタイルになりました。特に新型コロナ感染以降は、やむなく家族葬を選ぶ人も増えてしまいました。家族葬は近親者だけの参列で行う新しいお葬式の形です。メリットとして事前に参加者の人数を制限できます。基本的には家族と故人と普段から交流がある親戚を中心に声をかけます。近... 続きをみる

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  • 亡くなった後に困る物は

    お葬式の打ち合わせを始めています。「遺影写真を作りますので故人のお写真を選んでください」と伝えます。押し入れの中から数十冊のアルバムが出てきました。「あまり、お若い時のお写真より、今のお顔の面影を残してある、お写真で正面を向いて、お一人で写っていて、ご家族が素敵だと思われる数枚を選んでください」と... 続きをみる

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  • 葬儀司会者の大事な役目

    日本は超高齢社会の到来です。あちこちでお年寄りが見られ介護施設や看取り施設はどこも満員御礼です。そして、次々と死んでいきます。火葬炉はフル回転しています。それでも死体の増加に追い付きません。最低、火葬まで3日以上待たされることも多くなりました。そうなると、我々の葬儀市場が大きな注目を集めています。... 続きをみる

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  • 葬式は大変な作業ですよ

    高齢で介護施設に入っていたお父様を、無事に送り出した娘さんが四十九日法要も済み、一連の流れを想い出すように話し始めました。「お葬式って大変な作業の連続なのですね。葬儀屋さんのおかげで何事もなく済ませられました。本当にありがとうございました」こう言って貰える時が葬儀屋として「至福」の時です。 お葬式... 続きをみる

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  • 葬儀屋選びのアドバイス

    ほとんどの方が「亡くなってから葬儀屋を選ぶ」と言います。「臨終を迎えた病院で看護師さんから勧められた葬儀屋にそのままお願いしました」と言われるご遺族も多いのです。その結果、思いもよらない立派なお葬式になり、終わった後、請求された金額も驚くほど高価で、支払い時に悔やまれた人も多く出てくるのが現状です... 続きをみる

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  • 貴方が死ぬ時は一人です

    高齢者が入院する看取り病院の看護師さんが話してくれました。「そろそろ危ないと言う患者さんには、気を付けて看護しているのだが、結局、誰も見ていない時に死去するのよ。モニターは着けているけどアラームがなった時にはもう心拍は停止しているのよ。患者さんはまるで、ひとりの時を狙って旅立つように思えるのよ」 ... 続きをみる

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  • 願いは白いご飯を食べる

    ご自宅に安置されたご遺体の枕元に一膳飯(いちぜんめし)が置かれます。一膳飯というのは亡くなった人にお供えするご飯のことです。お茶碗に山盛りに盛りつけて真ん中に箸を立てます。一杯飯(いっぱいめし)とか枕飯(まくらめし)とも呼ばれます。山盛りの白米ごはんを出すのは、この世に別れを告げて、あの世へと旅立... 続きをみる

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  • 遺影写真を準備しますか

    小千谷縮で誂えた単衣の夏着物を凜と召した高齢の女性が終活の相談に来ています。お話しの最初に「遺影写真だけはしっかりと用意したのよ」と言われました。差し出されたお写真は、半身の立ち姿で、お気に入りの着物を召して、なによりも自然な笑顔がとても素敵なお写真でした。わざわざ写真スタジオに出向き、生前遺影を... 続きをみる

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  • メイド喫茶の名は冥途だ

    厚労省が発表した人口動態統計によれば昨年の死亡者数は143万9809人です。これは前年の137万2755人から6万7054人増加しています。総人口に占める高齢者の割合は増え続け、そして次々と死んでいきます。この国では少子化対策は勿論ですが、同時に死に行く高齢者を元気にさせて健康寿命の延命も大きな課... 続きをみる

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  • 病院紹介の葬儀屋は高い

    病院のベッドに寝かされているお顔には白い布がかけられています。周りを囲んだご家族に看護師さんが冷たい言葉を告げます。「すぐに葬儀屋さんに連絡してください。なるべく早く運び出してください」ご家族にとっては、はじめて経験です。どの葬儀屋にするかなどの葬儀屋選びなど、したことがありません。当然悩み、顔を... 続きをみる

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  • 何故お葬式は高くなるの

    ムラゴンの皆様はお葬式にかかる費用が「大体いくらぐらい」を知っていますか?「これだけあれば足りるはず」と答えられる方はかなり少ないと思います。冠婚葬祭の世界はおこなってみないと金額が解らない買い物と言われます。それが当たり前とだと言われる風潮もあります。人の死の連絡は突然やってきます。呼ばれた葬儀... 続きをみる

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  • おひとり様は準備をして

    今の日本では「高齢のおひとり様」が社会問題となってきています。1人暮らし世帯が増える中、困った時に手助けする身近な人がいない隣人が貴方の傍にもいるはずです。国立社会保障人口問題研究所の推計で2033年に平均世帯人数が2人を割って1.99人になると発表されました。2050 年には全世帯に占める1人暮... 続きをみる

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  • 神式の葬儀の準備と流れ

    アンケート結果によると仏式で行なうお葬式が10%程少なくなったそうです。逆に増えたのが神式のお葬式で10%以上多くなっています。それでもお葬式全体の84%は仏式で行なわれています。ほとんどの皆様は、仏教のお葬式に比べて神道のお葬式に参列する機会がとても少ないので、異なるマナーに戸惑います。神社の神... 続きをみる

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  • 夫は風になり帰ってくる

    「千の風になって」と言う歌謡曲が大ヒットした時に、我々葬儀関係者は心配しました。特に墓地販売、墓石販売、霊園関係者は死活問題だと大騒ぎになったと聞いています。歌詞の元になったのは作者不詳の英語の詩「Do not stand at my grave and weep」です。この詩を新井満氏が日本語に... 続きをみる

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  • 葬儀屋の就職はやめとけ

    社員募集の面談に来た若者が言いにくそうに話し始めました。「私はサービス業としてこれから成長産業だと思うし、働いてみたいと希望しているのですが両親が大反対なのです。親が言うには『葬儀屋は職業に悪い印象がある、重労働である、労働時間が不規則である、精神的な負担がある』と私の就職に反対しています」弊社の... 続きをみる

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  • 大切な人を亡くした後は

    お葬式と言うイベントは最愛の人との永年の別れを実感する場です。結びつきが強い故人との別れは、その後、家族のそれぞれの心を傷つけます。お葬式が終わり、心の痛みを感じ具合が悪くなる人は多いのです。その病んだ心の緩和を図るのがグリーフケアです。グリーフケアとは大切な人を失った喪失感や悲嘆(グリーフ)に寄... 続きをみる

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  • 徘徊老人死亡は警察沙汰

    警察庁が令和5年に届出があった徘徊からの行方不明者数は1万8千人と発表しました。高齢者の徘徊は認知症による周辺症状の一つです。記憶障害や見当識障害などの認知機能の低下が原因で起こります。徘徊は本人だけでなく家族などの介護者にも大きな負担となります。今回のブログは、徘徊からの死去された故人を送ったご... 続きをみる

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  • お葬式の夢を見たときは

    ムラゴンの皆様は「お葬式の夢」を見たことがありますか?夢占いではお葬式の夢を見ることは「吉夢」とされています。人生の転換期や新しい暮らしの始まりを暗示するとも言われるのです。古い自分との決別や、新しい自分への再生や成長への意欲などを象徴すると解釈される夢占いもあります。中には幸運の予兆との意見もあ... 続きをみる

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  • 担当が親身になるお葬式

    ひと昔前は葬儀屋と言う職種は家内工業で365日24時間勤務のブラック企業の代名詞のように言われていました。現在は働き方改革の指導もあり、チームを組んで施工にあたるようになり無理な働き方は少なくなってきています。それでも、他企業に比べると時間も不規則ですしストレスも多い仕事だと感じることもあります。... 続きをみる

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  • 相続に文句を言うのは嫁

    葬儀屋は地場産業です。市内を回ると過去に弊社でお葬式をあげられたお家を見かけます。その中で大きな家だったとか、お庭が広く土地が広いなと感じたお家が、いつの間にか空き地になり、細かく分譲されて小さな家が数件建っていたりすることに気がつくのです。家と土地を持つ家人が亡くなると通常は次の代に相続されます... 続きをみる

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  • 白チャンチャンコは何歳

    納棺式を始めるので喪家様のご自宅へ伺いました。納棺の前に「なにか、仏様に持たせたいものが有りましたらご用意をお願いします」と伝えてあります。枕元に「白いチャンチャンコ」が置いてありました。お顔の白い布をソッとめくると、優しい笑顔のお婆ちゃんがお休みなられていました。「白寿の着物ですね」と話しかけま... 続きをみる

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  • 息子が育てたひまわりを

    最愛の息子との別れは突然きました。それは心が壊れるほどの辛く悲しい経験でした。予想もしていない別れは、当人にとって現実逃避したくなるほどの辛い時間になりました。人生を大きく変える出来事は突然一本の電話から始まりました。6歳の息子の交通事故を知らせる内容でした。驚いて容態を尋ねる質問に、警察は一切答... 続きをみる

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  • 担当不在の小さなお葬式

    「アナタが担当者と名乗ってくれて本当に良かった。今回、何事もなく心配せずに無事に母を送ることが出来たのもアナタの親身なお手伝いのおかげだ。本当に相談できる担当者が決まっている心強さに、今回は、安心した、有り難う」今回お手伝いできた喪主様から葬儀屋冥利につく「お礼の言葉」を頂きました。葬儀屋として本... 続きをみる

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  • 親子の介護は地獄になる

    旅立つ人が望むのは「最後は自宅で死にたい」です。見送る家族の願いも「最後は自宅で旅立させたい」です。ところが、この願いはとても難しいのが現状です。長寿化が進む現代の日本において、介護はもはや一部の人だけの問題ではありません。誰にとっても明日の自分になり得るのです。「自分に介護が必要になったら、ある... 続きをみる

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  • 宣伝の金額と実際の請求

    家族との別れは急に来ます。大切な人を亡くした悲しみの中で、残された家族は不慣れなお葬式の準備を始めます。お葬式に慣れている人など、どなたもおりません。呼ばれた葬儀屋は物知り顔で次々と説明し始めます。棺桶の相場など、誰も知りません。言われる通り「ハイハイ」と返事をしていくと、最終的にとんでもない金額... 続きをみる

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  • 霊柩車運転手の旅立ちに

    闘病生活の末に亡くなった故人は人生の半分以上「霊柩車の運転手」をしていました。弊社でも自社の霊柩車が出払った場合、急遽お願いをして、ずいぶん助けられました。奥様は火葬場の職員でしたので、我々スタッフの間では火葬場に行った際に奥様から「病気で先行きが短い」と聞いていたそうです。仕事の関係もあり、故人... 続きをみる

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  • 葬儀屋もミスをしますよ

    この仕事は失敗が許されません。「ゴメンナサイ、やり直します」の言い訳が通らないのです。冠婚葬祭はすべて二度と繰り返しが出来ないと言われますが、特に、お葬式は「もう一度お願いします」が出来ません。どのようなお葬式の形であろうと出席人数が多くても少なくても、決して準備に気を抜くことが出来ないのです。 ... 続きをみる

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  • 亡くなった夜に熟睡した

    打ち合わせを始めています。自宅で介護していたお婆ちゃんが往生なさいました。喪主を努める娘さんが、心にわだかまっていただろう思いの丈を吐き出しました。「亡くなった日の夜に、こんな日に『眠れるだろうか』と思いながらベッドに入りました」寝て良いか悩みながらも、翌日のお葬式に備えてベッドに入ったそうです。... 続きをみる

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  • 本音が出てきた喪主挨拶

    喪主挨拶はお通夜や告別式において喪主様が、ご会葬の皆様に対して行うご挨拶です。参列の各人へ御礼の気持ちを伝え、故人の生前のご厚意への感謝を述べます。お通夜の席では、ご住職による読経と焼香が一通り済んだ後に喪主挨拶を行います。お坊様が退席し通夜振る舞いに移る前が喪主挨拶のタイミングです。告別式では、... 続きをみる

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  • 葬儀屋バイトブログです

    先日、ネット検索で見つけたのは、お坊さん×葬儀屋コンビとして活動するお笑いコンビ「ドドん」の安田さんのブログでした。芸人としての嗅覚が働き8年ほど前に葬儀屋バイトをはじめそうです。興味のある内容でしたので、再掲載してみます。 「きっかけは相方がお坊さんだからです。それに合わせて葬儀屋で... 続きをみる

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  • 貴方の死ぬ時は午前2時

    日の出までには、まだ数時間あります。深夜2時時過ぎは、人通りが一番少なくなると言われています。この時間になると何故か電話が鳴るのです。「亡くなったので、お葬式をお願いします。すぐに病院に迎えに来てください」ほとんどの方は病院で亡くなります。 お医者様が死亡を確認すると、その後看護師さんがエンゼルセ... 続きをみる

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  • 日本に帰ってきたご遺体

    米倉涼子主演で、配信で評判を呼び、現在NHK でも放送の『エンジェルフライト』は、海外で亡くなった人の遺体を生前に近い姿に戻し、家族の元へ送り届ける会社が舞台です。「外国で死んだ息子を迎えに行ってくれないか」この電話が最初でした。税関検査の後に棺桶を取り変えるので、新しい棺を積み込み空港へ向かいま... 続きをみる

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  • 四十九法要は相続相談日

    お葬式が終わったご家族からよく話題に出る質問があります。「相続の話し合いはいつすべきですか」「葬式が終わったら直後に財産の話を持ち出すのは如何な物ですよね」「親が亡くなってからいつまでに相続の話し合いをすればいいですか」相続の話し合いとは亡くなった人が持っている財産ついて、平等に分け合う相談になり... 続きをみる

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  • アトリエで行なうお葬式

    葬儀会館ホールの祭壇前に、棺桶に横たわっている故人様のアトリエを再現しました。長年使用していた手になじんだ絵画作業道具を並べました。デッサンで使用する木炭を始めとして、太い筆細い筆、キャンパスを立てかけるイーゼルと愛用の椅子、などを故人様のご家庭から運び入れてアトリエに見立てた空間に仕上げました。... 続きをみる

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  • 自殺は重い罪と言われる

    本日は自殺者のお葬式を手伝っています。この葬儀と言う仕事に就いてから知って驚いたことがあります。自殺で亡くなる方がとても多いことです。このブログでも自死遺体の旅立ちを多く綴っています。メディアでは自殺を減らすために心のケアをする活動とか命の大切さを啓蒙する広報が行われていますが、残念ながら、せっか... 続きをみる

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  • 世界一周旅行の旅立ちへ

    「お互いの仕事が終わった定年後には、世界一周クルーズ船旅行に、絶対に行こうね」これが旅行好きの奥様の口癖でした。日本国内の有名な観光地は全て行ったと自慢するほど、旅行を楽しまれていました。しかし、飛行機が苦手で海外旅行には、なかなか行けていませんでした。ある時「これなら私も行ける!」と世界一周クル... 続きをみる

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  • 葬儀費用は税の控除対象

    相続税とは、亡くなった親や配偶者からお金や土地などの財産を相続した場合に、その相続した財産に課される税金の事です。ただし財産を相続した人全員に相続税がかかるわけではありません。ほとんど方には控除が適用されて税金を払わずに済む方もいます。相続税が掛かるかを判断するにはどうすれば良いのでしょうか? シ... 続きをみる

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  • お葬式で思い出す出来事

    「49日法要が終わりました」のご連絡を受けると、後祭り祭壇を片付けに喪家宅へ伺います。片付けながらお葬式の感想が話題になります。初めての経験ですと何もわからず右往左往して葬儀屋の言われるまま行なう方が多いのですが、それでも家族で決めた内容で、お葬式を行った結果「心に残る思い出になりました」とお話し... 続きをみる

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  • 死後の供養を考えてみる

    皆様は「死後の世界」について考えることはありますか。家族を送ったお葬式が一段落すると「あの世」について思いをはせる方が多いのです。お葬式を済ませると「これからは故人の供養をしっかりとしなければいけない」と皆様思います。 一言で供養と言ってもいろいろとあります。仏教では供養は尊敬という意味も含みます... 続きをみる

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  • 突然死去の連絡を受けた

    何故、お葬式の連絡は突然来るのでしょうか?何気なく出た電話口の連絡が、親戚からの死去の連絡とか、ご遺族や友人からの故人の急な訃報などで、驚いた経験をどなたもお持ちだと思います。ほとんどの方はそのような時に、どのような挨拶を返そうかと悩んでしまうのです。 心の準備の無いまま訃報の連絡は突然入ってきま... 続きをみる

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  • 日本各地のお葬式事情3

    前回、書ききれなかった各地の風習を綴ります、少しでも参考になれば嬉しいです。 徳島県、後火葬が多いです。お通夜では一般会葬者へ向けた通夜ぶるまいが行われます。 香川県、後火葬が多いです。香典の表書きにはお通夜は「御悔」、葬儀は「御香典」と書くのが一般的です。 愛媛県、後火葬が多いです。通夜振る舞い... 続きをみる

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  • ああこれで自由になれた

    高齢のお婆ちゃんのお葬式を行っています。喪主様は珍しいことに「ご長男のお嫁さん」です。棺桶の中のお婆ちゃんとは「血」の繋がりがありません。お婆ちゃんの配偶者はとっくに亡くなり、ご長男もずいぶん昔に他界されていました。結果として嫁ぎ先の「姑」である義理のお母さんと残されたご長男のお嫁さんだけが残され... 続きをみる

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  • 日本各地のお葬式事情2

    前回、書ききれなかった各地の風習を綴ります、少しでも参考になれば嬉しいです。 石川県、後火葬が主流です。浄土真宗が浸透している地域なので、香典は「御仏前」と書きます。 富山県、一般会葬は告別式に参列することが多いです。浄土真宗が浸透している地域なので、香典は「御霊前」ではなく「御仏前」と書きこんで... 続きをみる

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  • 娘さんと父だけの母の日

    抑えた音楽が流れる中、父と娘の二人は、真っ赤なカーネーションを、一つ一つお顔の周りに置いていきました。通常、お棺に入った仏様の顔周りには、白い菊の花が置かれます。お顔周りを、真っ赤なカーネーションに飾られた、目を閉じた母親は、輝いて見えました。 母の日はアメリカから伝わった風習です。1905年5月... 続きをみる

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  • 日本各地のお葬式事情は

    北海道、受け付けに芳名帳の用意が無い場合が多いです。記名をしません。受付で香典袋の中身を確認し、領収書を発行するのが通例です。 青森県、お葬式の前に火葬する前火葬が一般的です。雪国の風習から来ています。 秋田県、前火葬が主流です。お通夜をせずに火葬後に告別式を行う一日葬が多いです。 岩手県、前火葬... 続きをみる

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  • ある高齢者の死因は自殺

    65歳以上の人数が全人口に対して7%を超えると「高齢化社会」そして21%を超えると「超高齢社会」と呼ばれます。日本は2010年に23%を超えて超高齢社会に入りました。我が国は80歳を越えても生き続ける超高齢者がとても多い国なのです。皆様のご近所さんにも超高齢者を見ませんか?超高齢者は少しずつ身体が... 続きをみる

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  • 親戚への香典返しは悩む

    お葬式の規模が小さくなりました。そして一般参列者からの香典を受け取る習慣も廃れてきています。ほとんどのお葬式で、受付に「故人の遺志によりお香典はご辞退いたします」との案内を出します。お葬式という急な出費を周りが金銭で支えることから始まった香典文化ですが、ご近状や地域のコミュニティの絆も薄れる現在で... 続きをみる

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  • 娘の遺言は誰も呼ばない

    火葬炉に入っていく娘さんの柩を見送るのは、父親と私の二人だけでした。これまでも寂しいお葬式は何度か経験があります。行路病死人と呼ぶ身元不詳のホームレスを役所の担当者と見送る時とか、生活保護の世帯で家族がこない場合などは二人だけで立ち会いました。しかし今回は「故人の遺言で立ち合いは、私だけです」と最... 続きをみる

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  • 遺族の心を和らげた手紙

    家族葬を行っている葬儀会館での出来事です。入り口に1人の女性がやってきました。「〇〇さんのお葬式はこちらでしょうか?」「はい、ただいまホールで行なっております。ご案内いたしましょうか?」「いいえ、家族葬だと伺いましたので、参列はご遠慮させていただきます。ですが、この手紙だけ喪主様にお渡し願いますか... 続きをみる

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  • お斎は亡き母の手作りで

    お斎(おとき)とは、お通夜、告別式、法事などの仏事の後に行われる食事会を指す言葉です。地域によっては「出立ちの膳」と言って出棺前に振舞う食事を言います。通夜振る舞いや法要後の精進落としも「お清め」と呼ばれるお斎に含まれます。一般的には「おとき」と読みますが地域によっては「おとぎ」と濁って言います。... 続きをみる

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  • 樹木葬納骨の問題を探る

    初めてのお葬式を無事に済ませ、四十九日の法要が近づく頃、喪主様とご家族を悩ます問題に気がつく方も多いのです。それは「このご遺骨をどうしたらよいか」です。先祖代々のお墓があるので、そこに納骨をすると決まっている方は幸せです。核家族化が進み「お墓が無い」と嘆く喪家様が多く出てきました。ご遺骨を前にする... 続きをみる

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  • 先ずお水をあげて下さい

    火葬場から帰ったご遺族が玄関先で渡された塩を肩に振り、死の穢れを落とします。洗面所の水で手を洗い、まだ暖かい骨箱を後祭り段にそっと安置します。線香と蝋燭の火を灯して全員で手を合わせます。ご主人を送ったばかりのお婆ちゃんが急に立ち上がりました。 「たいへん、たいへん、お水を忘れていた、おじいちゃん、... 続きをみる

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  • 理不尽な文句が多くなる

    同業者が集まる会合で話し合いに出る題材があります。それは「理不尽な文句を言うクレーマーが増えている」です。カスタマーハラスメントと言う言葉もマスコミが取り上げています。無事にお葬式が終わりご挨拶と共に恐る恐る請求書を渡します。合計金額を確認した喪主様から、問題なくすんなりと現金が出てくるまでが葬儀... 続きをみる

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  • 手作りの布団に包まれて

    病院からご自宅に搬送を頼まれた時は「ご自宅の一階に仏様を安置するお布団を敷いておいてください」とお願いします。お家にご家族がいる場合なら、これから帰ってくるご遺体を安置する寝具の用意をはじめます。もちろん清潔な寝具の使用を望みますが、生前故人が使っていたお布団をそのまま使用しても構いません。納棺式... 続きをみる

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  • 亡くなった親の預金から

    先日、お葬式を済まされた喪家様宅へ葬儀代金の集金に伺っています。請求書を確認した喪主様から「葬儀屋さん、忙しい時に悪いが少し待ってくれ、手元にある現金が足りないので、これから近くのATMに行って亡くなったオヤジの預金から下ろしてくるから」「解りました、お気をつけて行ってきてください」と答えました。... 続きをみる

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  • 火葬場写真を撮らないで

    霊柩車を先頭に並んだ車列が火葬場に到着します。いくら公共の施設だと言っても、火葬場は初めて来る方が大多数です。当然皆様興味津々です。「どんなところだろう。記念に一枚」とスマホをポケットから出し始めます。火葬場は撮影禁止です。 ある程度の年齢の方は、常識として火葬場では写真を撮らないと知っていますが... 続きをみる

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  • 葬式を終えて後悔する事

    葬儀業界アンケートの結果で、お葬式を終えて後悔しているご家族は全体の4割近くいると発表されています。家族の死は突然にやってきます。ほとんどの皆様は、慌てふためきネットで探し当てた業者の言うなりに「あれよあれよ」と言う間に高額の買い物を始めます。その結果「なんだか腑に落ちない」と感じながら、高額の金... 続きをみる

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  • 骨を食べてもいいかしら

    半年程前にご主人を亡くされたお婆ちゃんのご自宅へ納骨の相談に伺っています。公営墓地に購入したお墓があります。まず墓石に戒名と死亡日を彫刻してもらうために墓碑銘の掘り込みを石材店に手配します。そして納骨当日に墓石の移動とカロートの開閉を行うように連絡をします。カロートとは墓石の下の地面を掘り地下室に... 続きをみる

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  • 住職が教えてくれた故人

    仏式でお葬式を挙げると、お寺のご住職が御経を唱えてお勤めをされる場面は、結構な回数になることに気がつきます。亡くなって直ぐに、安置された枕元で挙げる「枕経」、お通夜の式場で行なう「通夜経」、葬儀式で読み上げる「阿弥陀経」「無量寿経」「正信偈」「法華経」などの宗派で異なる御経、火葬炉前で読み上げる「... 続きをみる

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  • 大切な人を亡くした後は

    お葬式は大切な人との別れの場です。愛する人が亡くなった時、ほとんどの皆様は人の死に対してパニックになります。この状況を簡単に受け止められないのです。もう「この世に大事な人が居ない」と悟るショックや喪失感から涙やため息が止まらなくなり強い後悔を感じる人も出てきます。さらに死因や状況によっては故人の死... 続きをみる

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  • 般若心経を覚えませんか

    ご家族と親戚が集まる20名程のお葬式での出来事です。お寺様が退席した後に親戚の父親が「おい、やって見せろ」と声をかけました。祭壇の前に出てきたのは小学4年生の男の子です。先ほどまで、お坊様が読経をされていた場所に座ると、おもむろに鈴を三回鳴らし、朗々と「般若心経」を唱え始めました。もちろん暗唱です... 続きをみる

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  • 病院の一報は間に合うか

    「亡くなりました」と連絡が入ると病院へお迎えに行きます。ほとんどが真夜中か明け方の時間帯です。「夜が明けるまで待ってください」と望む家族の希望は、大概はかなえられません。「一刻も早く運び出してください」とプレッシャーをかける病院の対応が多いのです。翌朝になると周りの患者も起き出してくるし、なにより... 続きをみる

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  • 友引人形はひな壇の従者

    本日は雛祭りです。この日が近づくと思い出す仏様がおります。お婆ちゃんは老人会の人気者でした。お葬式はほとんどの皆様が避ける「友引の日」に行われました。喪主様の仕事関係と親戚が揃う日程がその日にしか無く、やむなく友引になってしまったのです。友引は葬儀を行うのが嫌われます。理由は友人達を冥途に連れてい... 続きをみる

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