昨年11月にこのブログで「人の死に方には二通りの方法があります」と質問したのを覚えておられますか?二通りの死に方とは書類上の違いですと書き込みました。一つは死亡診断書、これは病院で最期を迎えた時にお医者様が書いてくれます。もう一つは死体検案書、こちらは火事、地震、津波、土砂崩れなどの災害事故死、ス... 続きをみる
2022年2月のブログ記事
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棺(ひつぎ)と柩(ひつぎ)の文字がありますが意味の違いをご存じですか。まだ遺体が入っていない状態を棺と呼び、中に寝かせて納まった状態を柩と呼びます。ですから空の(ひつぎ)を持って来て納める前の儀式が「納棺式」となり遺体が納まった(ひつぎ)を運ぶ車を「霊柩車」と呼ぶのです。 遺体を納める入れ物を棺桶... 続きをみる
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終活ブームのこの頃、書店に多様なエンディングノートが並んでいます。手に取る人も見かけますが、ページを開いてみると項目の多さに、二の足を踏む人も多いのです。何から記入しようか?こんなに考えることが多いのかと悩む方が大多数です。 エンディングノートを書いてみると、残りの人生を充実した時間にするヒントが... 続きをみる
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高校生が5人見学に来ました。いろいろな仕事を知ろうと言う教科の一環で葬儀業界に興味を持ったグループと紹介されました。将来就職したい会社の中でもサービス業界は人気のある企業だそうです。確かにこの葬儀という仕事は究極のサービス業とも言われます。 日本の死亡者数は年々増加傾向です。高齢化社会でこれからも... 続きをみる
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バレンタインデーになると思い出すお葬式があります。皆様、この日は神父の命日だと知っていましたか?バレンタインデーの起源はローマ帝国時代に司祭ウァレンティヌスが2月14日に処刑された事に由来しています。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は「若者が戦争へ行きたがらないのは、故郷に残る家族や恋人と離れた... 続きをみる
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霊柩車を先頭に並んだ車列が火葬場に到着します。いくら公共の施設だと言っても、火葬場は初めて来る方が大多数です。当然皆様興味津々です。「どんなところだろう。記念に一枚」とスマホをポケットから出し始めます。火葬場は撮影禁止です。 ある程度の年齢の方は、常識として火葬場では写真を撮らないと知っていますが... 続きをみる
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家族葬が主体となった現在のお葬式では、参列者の皆様がお香典を受付で出される姿を見ることがほとんど無くなりました。それでも親戚は一応用意してきますし、町内会や会社のOB会などの弔慰金はお断りできないので受け取ります。ですから受付テーブルを用意し、信用のおける親戚に立ってもらうことは必要になります。 ... 続きをみる
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初めてお葬式を出すご家庭との打ち合わせは、お寺を伺うことから始めます。田舎から引き取ったお婆ちゃんが、家族に囲まれた幸せな介護生活を何年も過ごし、遂に旅立ちました。 「数十年前に亡くなったおやじと同じ御経でおふくろの葬式をあげたい」 「お寺のご宗派はどちらでしょうか」 「オイ、うちの宗派は何宗だ」... 続きをみる