おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

お葬式のイメージ調査は

フューネラル

ムラゴンの皆様はイザと言うときに、どのような形のお葬式を考えていますか?株式会社NEXERが「お葬式のイメージ」についてのアンケートを行いました。それによると自分自身のお葬式については59.7%と6割近くが家族葬で行いたいと回答しています。中には「自分の気持ちの中では焼くだけ良いと思うので直葬で充分です。しかし一応親戚も呼ぶので儀式的な内容で行なわないと、家族が周りから文句を言われると思います」とのご意見もありました。「家族だけで最後のお別れをしたい」「身内だけに弔ってもらえれば幸せ」「家族だけなら気兼ねなくユックリ過ごせる」「静かに向き合いシッカリお別れできる」「わざわざご近所、友人や知人を呼んでまで行なう、仰々しいお葬式は考えません」などもありました。


解答の多くを占めたのが「葬儀費用の負担を出来るだけ少なくしたい」です。やはり皆さんが一番に考えるのはお金です。大掛かりなお葬式はとんでもない費用が掛かります。残された家族への金銭負担を思いやる声が多く出るのは理解が出来ます。少し前までのお葬式は立派な祭壇を組んでお通夜と告別式を行い、親族や友人知人、会社関係者などの多くの参列者を受け入れる一般葬でした。一般葬のイメージについては80.0%が高額と回答しています。「準備が大変」「遺族の負担が大きい」の声もあります。しかし一方では「多くの人に弔ってもらえる」「荘厳で厳粛な式典になる」「皆様にきちんとしたお別れできる」といった声も挙がっています。


費用を抑えようとして「焼くだけでいいから」と話すご家族も増えています。直葬のメリットは低価格です。通夜式や告別式を省略するので費用を大幅に節約できます。儀式の時間が無いので参加者の拘束時間が短いのも楽です。又家族以外の関係者には知らせないので弔問客への対応が一切必要ありません。当然デメリットもあります。故人とユックリお別れする時間が持てません。冷蔵庫から出したご遺体は直ぐに棺に入れてそのまま霊柩車に乗せます。お通夜の夜のように故人と向き合う時間は無いのです。

お寺様の御経も挙げず直ぐに火葬をするという流れは、親戚の理解を得にくいケースも多いのです。お葬式後に死去を知った親戚やご近所がご自宅に弔問に訪れ苦情を言う場面もありました。お寺にお墓がある檀家ですと仏事を挙げない儀式は菩提寺の理解を得られないので納骨が出来ない場合があります。直葬でご家族を送ったご遺族中には、終わった後に「こんな簡素な送り方で本当に良かったのか」と悔やむ声があがる事もありました。直葬はあまりにも亡き人に対する儀礼を略しているため送る家族に後悔が残る人も出て来るのです。


お通夜を行わずに告別式から火葬までを一日で行う一日葬と呼ばれる簡易なスタイルも「費用を抑えられそう」「日程負担が少ない」と好印象を懐く方が多いです。しかし一方では「簡素すぎる」「お別れ時間が短い」「仏事の儀式として納得はいかない」などという懸念も出ています。


家族葬は直葬よりまともなイメージがあり一般葬より負担が抑えられる点が支持されています。家族葬のイメージの最多は葬儀費用を抑えられるとの答えでした。「参列者対応が無く遺族が楽できる」といった前向きな印象を持つ人も多いです。

しかし一方では「あまりにも小規模で故人が可哀そう」「お世話になったのに参列させない人への配慮が無く無礼に感じる」などの声もあるのです。

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