葬儀屋選びのアドバイス
ほとんどの方が「亡くなってから葬儀屋を選ぶ」と言います。「臨終を迎えた病院で看護師さんから勧められた葬儀屋にそのままお願いしました」と言われるご遺族も多いのです。その結果、思いもよらない立派なお葬式になり、終わった後、請求された金額も驚くほど高価で、支払い時に悔やまれた人も多く出てくるのが現状です。お葬式が終わり、落ち着いてから「故人はお金をかけないお葬式をあげてほしいと言っていたのに」とご遺族は後悔されます。亡くなってからの葬儀屋探しは故人にとってもご遺族にとっても後悔の残るお葬式になりかねません。
人の死は突然来ます。亡くなってから葬儀屋選びに掛けられる時間は、決して長くはありません。そのため、事前にしっかり地元の葬儀屋をリサーチしておくことが求められます。単純に「どの葬儀屋が安いか」ということだけでなく、その葬儀屋の評判やプラン内容、方向性、建物の立地と設備の使いやすさ、スタッフの質などを調べておくようにしてください。このようなメリットを比較検討することは非常に難しい作業になります。葬儀屋の独自色は「優劣」を付けられるものではありません。現在はどこの葬儀屋も独自のサービスを打ち出したり、低価格で質の良いお葬式を提供できるようにしたりと、さまざまな工夫を凝らしています。
終活の一環として、送られる当人が調べて希望を出すのがもっとも良い方法です。生前からご家族が動き回るのに抵抗がある人も多いのですが、イザとなって慌て無いためにも、ある程度の知識を持っておくことをお勧めします。葬儀屋によって条件は異なりますが生前のうちに無料の資料請求をしておくだけで、数万円の割引が受けられる葬儀屋もあります。ご逝去後の資料請求では割引対象外となってしまうので、少しでも気になる葬儀屋には必ず生前のうちに資料請求を済ませ下さい。
もう一つアドバイスです。葬儀屋には、すべてを自社で行う「葬儀専門会社」と提携葬儀社に業務を委託している「葬儀仲介会社」があります。ネットやテレビで宣伝している「小さなお葬式」は仲介業者です。どちらにもメリット・デメリットがありますが、地元の葬儀専門会社の方が後々のサポート体制や費用も安心できる場合が多いです。特にお葬式準備が初めての方には老舗の葬儀専門会社をお勧めします。
葬儀屋を選ぶ際は、まずどのような葬儀を希望するか、予算の上限、参列者の人数、宗教と宗派を明確にすることが重要です。また費用が透明性のあるものか、スタッフの対応が丁寧で信頼できるか、アフターフォローの有無などを確認します。複数の葬儀社に見積もりを依頼し、比較検討することで失敗を防ぐことができます。大切なのはむしろ、「どのタイミングで葬儀会社を決めるか」「一般的な葬儀の手順はどうなっているのか」「必要となる種類はどのようなものなのか」「事前にどのようなことを考えておけばよいのか」です。
お葬式と呼ぶイベントは、お通夜と告別式を含めた一連の葬送儀礼です。基本的には臨終から火葬までの流れです。宗教的な儀式を含むイベントを葬儀式呼びます。宗教的儀式を含まないお別れの場が告別式です。葬儀屋の考え方には「お葬式とはお通夜を含めたもの」と考える葬儀屋もありますし「火葬の後に行われる繰り上げ初七日法要や精進落とし」もお葬式のイベントと捉える葬儀屋もいます。
ご家族の容態が悪化して死去後に慌てて葬儀屋選びをするのでは、冷静な判断が出来なくなってしまいます。結果、高価な支払いをして後悔するのはアナタですよ。