葬式を終えて後悔する事
葬儀業界アンケートの結果で、お葬式を終えて後悔しているご家族は全体の4割近くいると発表されています。家族の死は突然にやってきます。ほとんどの皆様は、慌てふためきネットで探し当てた業者の言うなりに「あれよあれよ」と言う間に高額の買い物を始めます。その結果「なんだか腑に落ちない」と感じながら、高額の金額の請求書を貰い「とんでもない散財をしてしまった」と後悔をされるのです。
皆様お葬式が終わり、もっとも後悔されている項目は「情報収集が不十分だった」との内容です。ほとんどの方は葬儀屋探しにインターネットやテレビコマーシャルを参考にされます。ところが、ある程度の知識を知っていたはずだが結果的に不十分だったと感じた方が多いようです。要因として考えられるのは、情報収集をする時間が足りないことです。後悔されている喪主様に伺うと、病院でご家族が亡くなったタイミングで、初めて葬儀屋探しを始めた方がほとんどでした。
満足いくお葬式にするためには、事前の葬儀屋の情報が非常に大切です。地域特有のならわしに詳しかったり、故人の意向を汲んでくれたりする担当者がいる葬儀屋を見つけるためには「事前に複数の葬儀社を調べて比較すれば良かった」などと話されるのです。
「意図しない追加料金があった」「金額の不明点を明確に出来なかった」なども情報収集が不足することが大きな原因です。複数の葬儀屋の話を聞いてみるなり、見積りや資料を見比べてみると、イザという時に信頼できる葬儀屋が見つかります。
お葬式の日程の決め方にも後悔が出るようです。皆様は家族が亡くなると直ぐに連絡を始めます。まずは自身の仕事の段取りを考え親戚への連絡は「だいたい、この日のお葬式にしよう」と伝えますが、なかなか思った通りには運びません。
葬儀屋は先ず「火葬炉が空いているか塞がっているか」を調べます。地域の火葬場によっては運営日が決まっています。友引が休業日の所も多いのです。又、火葬炉に入れる時間も決めなければいけません。多死社会の最近は火葬場がとても込み合います。火葬までに結構な日数がかかる事も多いのです。三日先ぐらいまではすべて埋まっている可能性もあるため、我々は必ず事前に状況を確認してから日程のお話しに入ります。
シロウトの皆様の日程の決め方は自身の都合や親戚の集まれる日で、お通夜や告別式の日程を決めがちです。式の日程を決めてから火葬日を探すと、もし火葬炉が空いていなかった場合は予定のすべてが崩れてしまいます。
日程を決めるときは、お寺様のスケジュールも考慮する必要があります。檀家ですとご住職も考慮してくださいますが、中にはお葬式が重なり「どうしてもその日は無理です」となる場合もあります。ご住職のスケジュールに合わせての日程変更もあります。大幅に変わる時は同じ宗派のお寺を紹介してもらうこともありました。
直葬、一日葬、家族葬、一般葬等お葬式の形態も重要です。出来れば、生きている間に意向を聞いておくのが一番ですが、残されたご遺族で話し合うことも重要です。いずれにせよ、それぞれの種類や特徴、そして違いを知っておくことが必要です。
お葬式は大切なご家族と過ごす最期の場です。ご自身が納得のいく、キチンとしたお葬式のかたちで行うために、事前の情報収集がとても重要なのです。ネットやチラシで目につく低価格の葬儀プランにとび付き、後悔しても遅いですよ。