おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

貴方は守護霊を信じるか

突然「葬儀屋さんあなたには良い守護霊がついていますね」と言われて、ビックリしました。皆様は、あの世にいる「あなたの分身」である守護霊を信じますか?その方が言うには、
「人間には一人ひとりに、それぞれ守護霊という存在がついています。守護霊とは先祖の霊などではなく、あの世に残っているあなたの一部であり、いわば潜在意識なのです。魂というものは、肉体の中に入っているものが全部ではありません。人間には魂の兄弟というグループがあり本体に1人と分身に5人の、6人でチームを組みバトンタッチするような形で転生を繰り返しているのです。あなたが生まれる前に亡くなった「過去世」が、あなたがこの世に居る間の「守護霊」の役に就くのです」


興味深いお話は続きました。「守護霊はあなたと同じです。あなたが喜怒哀楽の感情を持つ時は守護霊も同様に感じています。守護霊は万能ではありませんが、地上の人より一段高い認知力を持っています。この世に生きている人より、やや高いところにいるので、この世の人よりも周りがよく見えています。ですから、この世の人が困難に出会う前に、信号としていろいろなメッセージを送ってくれます」


「たとえば、あなたは夢を見ます。これは守護霊からのメッセージです。夢の内容には、さまざまな意味があります。鮮明に記憶に残る夢を見た時には、冷静に記憶をたどって思い出してください。すぐにではなくても、日常生活を送っていると、その夢に出てきた事の意味が分かる時が必ずあります。
人生では時に信じられないような偶然が起こることがあります、それらを「シンクロニシティ」と呼びます。長年、会っていなかった友人に、普通ではありえない場所で偶然再会するようなことです。この出来事は守護霊が引き寄せたのです。
時々、些細なことがなぜか気になって頭から離れないことってありませんか。それも1日経っても忘れられないような事になり、結局はあきらめきれずに確かめます。最終的には行動にうつしてみるのです。これは守護霊が導こうとしていた結果です」


「毎日同じパターンの行動をすることがあります。朝、机の上の日捲りのことわざを毎日見るとか、出かける時に鉢植えに声をかけるとか、通勤で同じ電車のドアに乗るので、ホームで待つ位置が決めてあり、同じ風景を見ると言ったようなことです。これも守護霊がさせています。毎日、何も考えずに見ていた文字や言葉、そして風景に、ある日突然その意味が解る時がきっと来ます。
テレビや本などで、その言葉をなんとなく知っていたが、その日に限って心に突き刺さるようなことがあります。これは守護霊からのメッセージなのです」


この話をしてくれた人は、宗教法人「幸福の科学」の信者です。幸福の科学は1986年創始者大川隆法総裁によって立宗されました。大川総裁が説くのはすべての宗教を統合する地球神エルカンターレの教えです。幸福になるには守護霊を大事にすることと教えています。


私は葬儀屋として特定の宗教や宗派に、のめり込むことや応援することは避けています。この信者の方も私を入信させようと話した訳では無いようです。それでも、興味深く感じた内容もあり今回ブログに綴ってみようと思いました。


信じてはいませんが、今晩寝る前つぶやいてみます。「守護神さん、これからもよろしく」

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