おくりびとの日記

数多くの仏様を成仏させた「おくりびと」が、お葬式の出会いを綴ります。終活の参考になれば幸いです。

2024年9月のブログ記事

  • 葬儀場は立地も大切です

    弊社と同じ市内に新しい葬儀会館がオープンしました。少子高齢化社会がすさまじい勢いで進み、多死社会と言われる現在です。火葬場は予約が取れない程混みあい、亡くなっても数日間は火葬が出来ない状況になりつつあります。こうなると葬儀屋や葬儀会館が新しく開業するのは、住民にとってサービス向上につながりますし、... 続きをみる

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  • 人生は長さで決まらない

    誰もが納得をするご高齢で、死因が老衰で眠るように亡くなるお葬式があります。送るご家族の雰囲気は悲しみの中「ここまでお世話が出来た」の満足感が漂います。その反面、お子様が亡くなるとか、故人がとても若くて、亡くなるとは思いもつかない年齢での旅立ちは、喪家様の悲しみと嘆きも大きくなります。寿命の短い旅立... 続きをみる

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  • ナレーションで作る場内

    お葬式に参列したことがある方は静まりかえったホールに流れるナレーションを聞いた記憶があると思います。お通夜や告別式の開式前に司会者から弔問の皆様に故人様を思い出す文面を語りかけます。弔問に来られた皆様の意識を、これから始まるイベントに気持ちを集中させるための目的がナレーションにはあります。 心を打... 続きをみる

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  • エンディングノートは嫌

    終活を考え始めると大部分の人は最初にエンディングノートを購入して記入する作業を考えます。終活セミナーでもエンディングノートを書いてみたいという相談が増えています。終活という言葉が生まれ、マスコミが周知に披露して、自分の最期や自身のお葬式を考える人が多くなりました。その結果、エンディングノートが考え... 続きをみる

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  • お数珠の珠を見つけます

    葬儀会館のホールを掃除しています。必ずと言っていいほど「お数珠の珠」を拾います。弔問の参列者の中で、持って来た数珠の紐が切れて球をホールの床にバラ撒く人の名残です。周りの方が手伝って拾ってくれますが見落とされた一つが寂しく残っています。久しぶりのお葬式にタンスの奥から年代物のお数珠を持ってくる時は... 続きをみる

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  • 最期に食べたいラーメン

    貴方は「今日が最期の食事になります」と言われた時に何を食べたいですか?今回の仏様は、棺桶の中に「食べたかったラーメン」を入れてもらい、火葬前に味わいながら極楽へ向かったお爺ちゃんです。地元で美味しいと評判の中華屋さんのラーメンでした。そのお店のラーメンが大好きなお二人は、お元気な時はご夫婦で週に一... 続きをみる

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  • ブラック葬儀屋が増える

    葬儀屋は地場産業です。新しい会館がオープンするとか、老舗の葬儀屋が店を閉めた等の地域の動静が気になります。たまにネットで「小さなお葬式」を検索します。紹介先に地元の葬儀屋が掲載されているかを調べます。過去ブログでも触れているように「小さなお葬式」は葬儀屋ではありません。葬儀屋の紹介斡旋業なのです。... 続きをみる

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  • 葬儀屋に向いていない人

    前回「葬儀屋で働いてみたい人」への応援ブログをアップしたところ「参考になった」等の感想を頂きました。少しでもこの業界が盛り上がれば嬉しいと思い書き込んだ内容です。今まで弊社も沢山の方を面接して採用してきました。本人の努力で一人前になって仕事を任せられるようになった従業員も多くいます。しかし、中には... 続きをみる

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  • 葬儀屋で働いてみたい人

    若者が働きたい職種に葬儀屋が取り上げられていました。この仕事は「究極のサービス業」と言われます。冠婚葬祭に興味を持つ若者が増えるのは嬉しいことです。特にこれから多死社会に進む日本では葬儀屋は未来がある業種かも知れません。しかし世間の印象が良い職業とは言えない状況もあります。葬儀屋に対して良いイメー... 続きをみる

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